BOSE『SoundSport wireless headphones』購入。エクササイズ向けのワイヤレスインナーイヤーイヤホン

電化製品

外出用に使用していたワイヤレスヘッドホン『SoundLink around-ear wireless headphones II』が故障してしまったので、買い替えを検討していました。私はもっぱらヘッドホン派ですが、新しいものを購入するにあたってヘッドホンだと以下の点が気になっていました。

  • 大きいのでかさばる
  • 夏は暑くてつけられない
  • ジョギングなど運動中には使いづらい

私はカナル式がちょっと苦手なので、試しに初めてインナーイヤー式のイヤホンを購入することにしました。

BOSEではノイズキャンセリング機能付きのものとスポーツ向けの2種類があります。今回はジョギングでも使いたいということで『SoundSport wireless headphones』を購入してみました。

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外観

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耳にただかけるだけのインナーイヤー型ではなく、やわらかいシリコン製のイヤーチップが付いているイヤホンです。

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画像ではわかりにくいですが、実際に付けてみるとそれなりに目立つ大きさです。イヤーチップは大中小の3つが付属されているので、サイズに関しては安心です。

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右側イヤホンに充電用のUSB端子が、またリモコンがついています。リモコンは中央のボタンがへこんでおり、触った感触だけでボタンが判別できるよう工夫されています。

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ケーブル間には襟に留めておくクリップがついています。万一のときにも落下を防止してくれる役目を果たしてくれます。こちらは取り外しも可能です。

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付属のケースには取り外し可能な大きなフックがついています。ヘッドホンのケースと比べると携帯性の差が歴然ですね。

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手でくるくると巻けばそれだけでケースに収まります。有線イヤホンにありがちな煩わしさとは無縁です。

仕様

『SoundSport wireless headphones』の特徴をまとめました。

  • 「StayHear+ Sport」イヤーチップによる快適かつ安定した装着感
  • マイク付きリモコン搭載
  • 防滴設計
  • 2時間充電で最大6時間連続再生
  • 15分の急速充電で1時間使用可能
  • BOSE専用アプリに対応
  • 対応コーデックは「SBC」「AAC」、「aptX」は非対応

リモコンについて

リモコンで行える操作は以下のとおりです。

  • 再生/一時停止
  • 1曲進む/1曲戻る
  • 早送り/巻き戻し
  • 音量増減

必要最低限な操作がリモコンで行えるようになっています。

防滴について

「防滴」という言葉に聞き覚えがなかったので調べてみました。

  • 防滴:雨やシャワーなど、1方向からの水を防ぐ
  • 防水:水没させても水の侵入を防ぐ

日常的な使用方法なら防滴で十分みたいですね。

実際に使ってみて

使ってみての良かった点と気になった点をそれぞれまとめました。

良かった点

つけ心地の良さ

BOSE製品のつけ心地の良さはインナーイヤー型でも健在です。

最初は「これで耳に保持できるのか?」と正直疑っていましたが、使ってみるとその疑いはすぐに晴れました。イヤーパッド部分が耳の穴全体を優しく抑え、ウイング部分が耳の形にうまいことハマり、ちょっとやそっとでは外れません。

かといって長時間付けていて耳が痛くなることもありません。また、本体も見た目のイメージより軽く、付けていることを忘れてしまうほどです。

実際にジョギングで使用してみましたが、外れる恐れもなく、快適に走ることが出来ました。屋外の多少の喧騒であれば低音から高音までしっかり聞こえます。

ケーブルの長さもちょうどよく、首をぐるぐる動かしても支障はありません、

リモコンが使いやすい

ボタン3つのみのリモコンですが、必要十分な操作が一通り行えますのでいちいちスマホを取り出す回数はかなり減ります。

目の届かない位置にありますが、押し間違うことがないよう考えられてデザインされています。また、タイムラグもかなり短く、ストレスなく使うことが出来ます。

最近ではAirpodsなど、完全にケーブルレスなワイヤレスイヤホンが定番となりつつありますが、操作できるコントローラーがインラインでついているとやはり操作性が段違いですね。

防滴設計

完全防水というわけではありませんが、水分に強いというのはかなりのメリットです。

スポーツ中の汗を気にする必要がないのはもちろんのこと、雨の多い日本では、突然の雨でも急いで外す必要がないのはいいですね。

充電残量の把握のしやすさ

起動時に音声アナウンスで残り電池残量を教えてくれるのが地味に助かります。わりと忘れがちになりますし。

気になった点

ジョギングで使う分には不満はありませんが、普段使いするとなると少し辛い面も出てきます。

遮音性の低さ

普段はヘッドホンを使ってる身としては、やはりインナーイヤー型の遮音性の低さは否めません。ノイズキャンセリングもない製品ですし。

電車の車内、自動車の交通量の多い道路などでは聞きにくさが気になります。

ただこれはエクササイズ向けのイヤホンということで、安全上仕方のないことではあります。

バッテリーの容量

フル充電で6時間。同社のノイズキャンセリング付きのものは10時間ありますので、バッテリー容量は少なめといえます。私のように片道1時間以上の通勤時に使用するとなると2、3日おきの充電が必要になってしまいます。

クリップが小さい

襟首に留める用のクリップが少し小さいです。スポーツ向けということで薄着を想定しているのでしょうか。

ポロシャツなどの襟がついている服だと少し噛む程度にしか挟むことが出来ません。

まとめ

あくまでエクササイズ用のイヤホンということで、普段使いとの併用はできなくもないがおすすめもしないと言う感じです。徒歩で通勤通学するならいいんですが、電車に長時間となると遮音性とバッテリー容量がネックになります。

もちろん運動時に使うのであればおすすめの一品です。つけ心地とはずれにくさ、防滴はかなりのメリットです。音質もBOSEの中では低価格の商品ではあるものの差は感じさせません。

結論としては、「ジョギング・ウォーキング等での使用がメインで、普段使いも多少はしたい方」向けのイヤホンと言えます。