私は現在、1つのモニタをPCとPS4で兼用して使用しています。
使用しているモニタ『VG245H』はHDMI入力端子が2つ付いているので接続は簡単にできるのですが、難点が1つあります。
PCとPS4を切り替えるたび、いちいちモニタ本体のボタンをいじってメニューを操作する必要があるんです。これが地味に面倒なのが気になっていました。
そこで、ワンボタンでモニタの入力が変更できるHDMI切替器を試してみました。
今回買ったのはBUFFALO製のHDMI切替器です。
BSAK302の仕様
『BSAK302』の特徴をまとめてみました。
- 入元3:出力1のHDMI切替器
- 電源不要
- 本体ボタンの他、リモコンでも切り替え可能
入力3:出力1のHDMI切替器
本機は3つまでのHDMI映像機器を1つのモニタで共有するためのものです。
PC、ゲーム機、BDレコーダーなど複数の映像出力機器をケーブルの抜き差しをすることなく切り替えることができます。
1つの映像機器を複数のモニタで共有するためのものではないので注意してください。
電源不要
『BSAK302』は電源不要です。
コンセントが雑多になりがちなPCで使う場合にはとても助かります。
本体ボタンとリモコンによる2種類の切り替えが可能
本体ボタンの他、リモコンでも切り替えが可能です。
リモコンの場合は3つの入力から1つを直接選択できますが、本体ボタンは押す度にポート1→ポート2→ポート3→ポート1……と順に切り替わる仕様になっています。
見た目
『BSAK302』本体の見た目はこんな感じです。
寸法はW105×D60×H21.5mm、クレジットカード大くらいの大きさです。
HDMI接続端子は全て後ろにまとめられていて、一番右がモニタと接続する端子になっています。
右側にある大きなボタンが切り替えスイッチです。
リモコンとリモコンの受信機が同梱されています。リモコンの電池はCR2025で付属しています。受信機の差込口は本体左側にあります。
ケーブルは全て背面のまとまっています。取り回しはよいのですが、それでもHDMIケーブルって結構硬いので理想の位置に置こうとするのに少し難儀します。
HDMI切替器を実際に使ってみた感想
実際に使ってみて感じたことをまとめてみました。
良かった点
- ワンボタンでスムーズに切り替え可能
- リモコン付きでさらに便利
- 電源不要で設置が簡単
動作には問題はなく、ボタンを押してから画面が切り替わるまでの時間は約3秒。リモコンの場合も同様でなかなか早いんじゃないかと思います。このために買ったようなものなので満足です。
また、ACアダプタが不要で助かります。コンセントが飽和状態になりがちなPCデスクで使っているので、電源が不要っていうのは本当にありがたいです。
気になった点
- 本体ボタンが少しだけ不便
- 自動でポート1に切り替わらない
本体ボタンでの操作が思っていたより若干不便でした。
本体ボタンは押す度に1→2→3→1……と切り替わる仕様なので、ポート2からポート1に移行したい場合2回切り替えを行う必要が出てきます。また、端子を接続していない番号も選択されてしまいます。
リモコンで操作する場合は問題がないので、私も結局リモコンを使う形に落ち着きました。
また、ポート2、3を選択中にその機器の電源を落としても勝手にポート1に切り替わるわけではありません。
私はポート1にPC、ポート2にPS4を接続していて、PS4で遊んでいる時もPC本体は電源つけっぱなしにしているのですが、この状態でPS4の電源を落としても自動でPCには切り替わりません。
説明書には「入力ポートに接続した機器、出力側に接続したテレビ全てが、電源OFFの状態になると、選択ポートは、ポート1になります。」とありますが、恐らくこれは「起動時には前回どこのポートを選択していたかはリセットされるので、一番良く使うものをポート1に接続しておくといいよ」という意味でしょうか。
まとめ
- どんなモニタも複数の映像機器を使用できるように拡張可能
- リモコン付きで遠く離れた場所からでも操作できる
- 電源不要で接続が楽
- 本体の切り替えボタンは若干不便
気になる点を2つ書きましたが正直重箱の隅をつつくレベルです。「モニタ本体設定をいじるより簡単に入力元を変更出来る」というのが私にとって一番大事なところなので、購入して良かったです。
入力端子が1つしかないモニタを使っている人はもちろん、私のように切り替えをより楽にしたい!という人にもオススメの機器です。
Amazonレビューでは耐久性を指摘している低評価が多いですが、自分は4年以上壊れることなく使えています。