この記事では『MTGアリーナ』初心者向けにリミテッドを解説しています。
MTGアリーナは大きく分けて『構築』と『リミテッド』という2種類の遊び方が存在しますが、リミテッドについてはよくわかっていない初心者の方も多いのではないでしょうか。
実際私がこのゲームを始めた頃もリミテッドが何なのかわかっておらず、しばらく触れていませんでした。
しかし、リミテッドは構築とは違った感覚で楽しめるめちゃくちゃ面白い遊び方です。せっかくMTGを始めたなら、リミテッドをやらないのは損です。
そこで今回はリミテッドの基本的なルールや遊び方、ランキングシステムについて解説していきたいと思います。
リミテッドとは
リミテッドとはマジック・ザ・ギャザリングのプレイ方法の1つ。
MTGの遊び方は大きく分けて『構築』と『リミテッド』の2つが存在しています。
『構築』は「自分が持っているカードでデッキを作り対戦する」というカードゲームでは最も一般的な遊び方のこと。
それに対し、『リミテッド』は「その場でパックを開けて出てきたカードのみを使って対戦する」という一風変わった遊び方のことを指します。
MTGではこのリミテッドも人気が高く、遊び方の1つとして確立しています。
リミテッドのルールはローカル的なものも含めると様々ありますが、『ブースタードラフト』と『シールド』が一般的。MTGアリーナにもこの2種類が実装されています。
ブースタードラフトについて
ブースタードラフトは通常8人1組で行う遊び方です。
まず、それぞれがパックを開封。中身を確認し15枚の中から「これだ!」と思った1枚を選択します。
カードを選ぶことを「ピックする」と言ったりもする。
カードを選んだら、残った14枚のパックを隣のプレイヤーに渡し、逆に自分は反対側のプレイヤーから1枚ピック済みで14枚となったパックを受け取ります。
そこからまた1枚ピックして隣に回し、またパックを受け取り……を3パックぶん繰り返し、ピックしたカードと基本土地のみで組んだデッキで対戦する、という遊び方です。
ただ単に強いカードをピックすればいいというわけではなく、色やマナのバランス、周りのプレイヤーのピック傾向も推測しながらピックする必要がある非常に奥深いゲームとなっています。
MTGアリーナではこのドラフト方式がリミテッドランクの対象。
シールドについて
シールドはその場でパックを開けて出てきたカードと基本土地で40枚のデッキを作り対戦するという遊び方です。
使用するパックは6つが主流。
ドラフトよりシンプルで時間もかかりませんが、パック運に大きく左右される方式とも言えます。
MTGアリーナではこのシールド戦はリミテッドランクの対象外。
MTGアリーナにおけるリミテッド
次に、MTGアリーナ内でのリミテッドについて解説していきます。
イベントから参加可能

リミテッド戦は『プレイ』画面上部の『イベント』から選択可能です。
リミテッドランクについて

リミテッドにおいても構築と同様、ランキングシステムが存在しています。
ランキングの仕様もほぼ同じで、ブロンズからミシックまでのランクが存在し、ランク戦の勝敗でポイントが増減。
月末にシーズンが終了し、ランクごとに報酬が貰える……というところも構築のランクと一緒です。
ランク報酬で貰えるカードスタイルは構築のランク報酬と同一なので、スタイル目当てに両方プラチナランク以上を目指す必要はありません。
遊べるリミテッド戦は4種類
MTGアリーナで遊べるリミテッドの方式は以下の4つ。
ルール名 | マッチ数 | ランキング |
プレミア・ドラフト | BO1 | 対象 |
クイック・ドラフト | BO1 | 対象 |
マッチ・ドラフト | BO3 | 対象外 |
シールド | BO1 | 対象外 |
BOとは「Best of〜」の略で最大試合数を表しています。BO3なら最大3戦の2本先取という意味。
ランキング対象はBO1ドラフトのみ
4つ存在するリミテッドイベントのうち、ランク戦の対象となっているのは『プレミア・ドラフト』と『クイック・ドラフト』の2種類のみとなっています。
BO3の『マッチ・ドラフト』と『シールド』はランキング対象外なので注意。
参加費が必要

構築戦と違い、リミテッドには参加費用が必要。
ランク対象の『プレミア・ドラフト』なら1500ジェムもしくは1万ゴールド、『クイック・ドラフト』なら750ジェムもしくは5000ゴールドを支払うことで参加できます。
参加費は高めですが、勝利数に応じてジェムとパックが貰えるのでプラス収支になることも。
規定数勝つか負けるかで終了

リミテッド戦への参加が決定すると、『ドラフト』ならピック、『シールド』ならパックの開封が行われ、デッキを作成。
その後は自分の好きなタイミングで対戦を楽しむことができます。
リアルのドラフトだとピックの卓を囲んだ人達で対戦を行いますが、MTGアリーナではピック卓外のプレイヤーとマッチングします。
そして、規定数勝つか負けるかでリミテッド戦が終了。
BO1の『ドラフト』なら7勝か3敗するまでプレイ可能です。
使用カードはコレクションに加わる
リミテッド戦終了後、『ドラフト』でピックしたカード及び『シールド』でパックから出てきた全てのカードは自分の所持カードとして加わります。

仮に勝てなかったとしても確実にカード資産は増えるところがポイント。
勝利数に応じて賞品獲得

リミテッド戦が終わると勝利数に応じて商品のジェムとパックが貰えます。
『プレミア・ドラフト』の場合、獲得ジェムは3勝から1000ジェムと大幅に増え、5勝でなんと参加費を上回る1600ジェムまでアップ。
頑張って勝ちまくれば参加費を回収することも可能というワケです。
まとめ
- リミテッドとはパックを剥いて出たカードを使って対戦する遊び方。
- カードを1枚ずつ取り合う『ドラフト』と指定数パックを剥いてデッキを作る『シールド』が主流。
- MTGアリーナではBO1の『ドラフト』がリミテッドランク戦の対象。
- 『ドラフト』には参加費が必要だが、使ったカードと勝利数に応じて景品が貰える。
使えるカードを使いつつも、ルールによって全く違う楽しみ方が出来るというのがMTGのすごいところ。
構築ルールに飽きてきたらリミテッドに参加してみてはどうでしょうか。きっと新鮮な気持ちでプレイできると思いますよ。