プロテクションの効果を解説【MTGメモ】

mtg プロテクションの解説 MTG

『マジック・ザ・ギャザリング』のルールを私自身も学びながら紹介するMTGメモ。

今回はキーワード能力『プロテクション』について書いていきます。

効果の種類が多く複雑なので1つ1つ理解を深めていきましょう。

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プロテクションとは

MTG公式サイトの『マジック総合ルール』からプロテクションの定義を引用しました。

702.16. プロテクション/Protection

702.16a プロテクションは常在型能力であり、「プロテクション([性質])/Protection from [性質]」と書かれる。この性質は通常は色であるが(例えば「プロテクション(黒)」)、どのような特性値や情報であってもよい。この性質がカード名と偶然一致した場合、プロテクション 能力がカード名を明白に参照している場合にのみカード名として扱う。この性質がカード・タイプ、サブタイプ、特殊タイプである場合、プロテクションは、そのカード・タイプ、サブタイプ、特殊タイプを持つパーマネントだけでなく、戦場以外の領域にある発生源に適用される。これは rule 109.2 の例外である。

702.16b プロテクションを持つパーマネントやプレイヤーは、記述された性質を持つ呪文の対象にならず、記述された性質を持つ能力の発生源からの能力の対象にもならない。

702.16c プロテクションを持つパーマネントやプレイヤーは、記述された性質を持つオーラによってエンチャントされることもない。プロテクションを持つパーマネントにつけられているその種のオーラは状況起因処理によりオーナーの墓地に置かれる。(rule 704〔状況起因処理〕参照。)

702.16d プロテクションを持つパーマネントは、記述された性質を持つ装備品を装備できず、記述された性質を持つ城砦で城砦化されない。そのような状況にある装備品や城砦は、状況起因処理でそのパーマネントからはずれるが、戦場に残る。rule 704〔状況起因処理〕参照。

702.16e プロテクションを持つパーマネントやプレイヤーは、記述された性質を持つダメージの発生源から与えられる全てのダメージを軽減する。

702.16f プロテクションを持つ攻撃クリーチャーは、記述された性質を持つクリーチャーによってブロックされない。

702.16g 「プロテクション([値A])、プロテクション([値B])」は、英語版では「Protection from [値A] and from [値B]」と書かれている。これは2つの独立したプロテクション 能力である。この類の能力を持つオブジェクトから「プロテクション([値A])」を失わせる効果があった場合、そのオブジェクトは「プロテクション([値B])」を持ったままである。

702.16h 「プロテクション(すべての[特性])/Protection from all [特性]」は、「プロテクション([値A])」「プロテクション([値B])」……と、その特性の取り得るすべての値に対するものの省略形である。これはそれぞれに独立したプロテクション 能力である。この類の能力を持つオブジェクトから「プロテクション([値A])」を失わせる効果があった場合、そのオブジェクトは「プロテクション([値B」)」「プロテクション([値C])」……を持ったままである。

702.16i 英語で「Protection from each [set of characteristics, qualities, or players]」と書かれている場合、それは列記された特性や性質やプレイヤーそれぞれに対するプロテクション 能力の省略形であり、複数のプロテクション 能力として働く。

702.16j 「プロテクション(すべて)/Protection from everything」は、プロテクションの一種である。プロテクション(すべて)を持つパーマネントは、特性値がどうであるかに関わらず、すべてのオブジェクトに対するプロテクションを持つ。その種のパーマネントは、呪文や能力の対象にならず、オーラにエンチャントされず、装備品を装備せず、城砦によって城砦化されず、クリーチャーにブロックされず、与えられるすべてのダメージは軽減される。

702.16k 「プロテクション(特定のプレイヤー)/Protection from [a player]」は、プロテクションの一種である。プロテクション(特定のプレイヤー)を持つパーマネントは、プロテクション(そのプレイヤーがコントロールしている各オブジェクト)、プロテクション(そのプレイヤーがオーナーであり他のプレイヤーがコントロールしていない各オブジェクト)を、そのオブジェクトの特性に因らずに持つ。その種のパーマネントはそのプレイヤーがコントロールしている呪文や能力の対象にならず、そのプレイヤーがコントロールしているオーラにエンチャントされず、そのプレイヤーがコントロールしている装備品を装備できず、そのプレイヤーがコントロールしている城砦に城砦化されず、そのプレイヤーがコントロールしているクリーチャーにブロックされず、そのプレイヤーがコントロールしている、あるいはそのプレイヤーがオーナーであり他のプレイヤーがコントロールしていない、発生源の与えるダメージはすべて軽減される。

702.16m 同一のクリーチャーやプレイヤーに、同じ性質に対する複数のプロテクションがあっても効果は変わらない。

702.16n エンチャントされているクリーチャーにプロテクションを得させるとともに「この効果は~を取り除かない/this effect doesn’t remove」として特定のオーラやオーラ全てを取り除かないとしているものがある。これは、そのオーラはそのクリーチャーを適正にエンチャントでき、状況起因処理によってオーナーの墓地に置かれることはない、ということを意味する。そのクリーチャーが他にその性質に対するプロテクションを持っていた場合、それらのプロテクションは通常通りオーラに作用する。

マジック総合ルール(和訳 20200703.2 版)より引用

プロテクションの表記

プロテクションは『プロテクション(性質)』と表記され、カッコ内の性質がプロテクションの対象となります。

性質は色やカードタイプ、クリーチャータイプなど多岐に渡ります。

プロテクションはプレイヤー自身も持つことが可能。

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プロテクションの効果

それではプロテクションの効果について1つずつ解説していきます。

呪文・能力の対象にならない

プロテクションは対象に取れない

プロテクションを持つパーマネントは、そのプロテクションに対応する性質を持った呪文や発生源からの能力の対象になりません。

対象とは、呪文や能力の文面にある「〇〇を対象とする。」のこと。

対象を取る除去では対処できなくなるので非常に強力な除去耐性です。

ブロックされない

プロテクションはブロックされない

攻撃クリーチャーがプロテクションを持っている場合、そのプロテクションに対応する性質を持つクリーチャーではブロックすることが出来ません。

例えば、プロテクション(赤)を持つ攻撃クリーチャーは、マナコストに赤が絡んだクリーチャーではブロックを選択することすらできません。

ダメージを軽減する

プロテクションはダメージを軽減する

プロテクションを持つパーマネントは、対応する性質を持つ呪文や発生源からのダメージを軽減します。

ダメージ軽減=ダメージ無効。

そのため、プロテクション(赤)を持っているクリーチャーは赤絡みの火力呪文をすべてダメージ0にすることができます。

全体火力はプロテクションの「対象にならない」能力をすり抜けるが、このダメージ軽減能力により結局ダメージは受けない。

これは戦闘ダメージも同様。

緑の攻撃クリーチャーをプロテクション(緑)のクリーチャーでブロックしたとき、ブロック・クリーチャーはダメージを受けません。

プロテクション持ちのクリーチャーは前述のブロック不可と併せ、攻守に渡って優位に立てます。

エンチャント・装備できない

プロテクションを持つパーマネントは、対応する性質を持つオーラ呪文をエンチャントすることはできません。

また、オーラが既についている状態でそのオーラが持つ性質のプロテクションが付与された場合、オーラは外れ墓地に送られます。

装備品も同様に装備することはできず、あとからプロテクションが付与されると装備品は自動的に外れます。

「クリーチャーは+1/+1の修整を受ける」等のオーラでないエンチャントの効果は適用される。

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プロテクションの詳しいルール

プロテクションの効果について、勘違いされがちな点や知っておくと便利なルールについてまとめました。

コントローラーも対象に取れない

プロテクションの対象にならない・エンチャントされない効果は、そのパーマネントのコントローラーにも適用されます。

例えば、プロテクション(緑)を持つ自身のクリーチャーに、対象を取る緑絡みのパンプ呪文やオーラ・装備品、プレインズウォーカーの能力を使うことはできません。

対戦相手のみ対象に取れなくなる『呪禁』とは違いデメリットでもあるので注意。

プロテクション(色)は多色にも有効

プロテクション(赤)のように1つの色を指定している場合は、赤の単色だけでなく赤を含む多色の発生源にもプロテクションの効果が適用されます。

特にクリーチャー同士の戦闘やプレインズウォーカーの効果では忘れられがちなので気をつけましょう。

全体除去・生け贄に弱い

悪魔の布告

プロテクションが持つ除去耐性は「対象にならない」「ダメージを軽減する」の2つのみであり、破壊や追放そのものを防ぐ効果はありません。

そのため、対象を取らない全体破壊・全体追放や全体マイナス修正には無力です。

また、パーマネントを生贄に捧げる布告効果も同様に防ぐことはできません。

布告の呪文や能力が対象に取るのはプレイヤーなので、生け贄に選ばれたパーマネントが布告の発生源と合致するプロテクションを持っていたとしても墓地に置かれます。

トランプルダメージは通常通り計算

ブロッカーがプロテクションを持っていてもトランプルダメージは通常通り計算

「トランプルを持つ攻撃クリーチャー」を「対応したプロテクションを持つクリーチャーでブロック」したとき、貫通ダメージを防ぐことはできません。

ブロッカーがプロテクションにより破壊されないとしても、トランプル側がブロッカーに割り振る必要のあるダメージ量は、見た目通りタフネス分の致死ダメージのみ。

そのため、余剰ダメージはプレイヤーに割り振ることが可能です。

壁としても優秀なプロテクションですが、パワー・タフネス差の大きいトランプル持ちの前には無力なので注意。

ダメージ軽減は軽減無効で上書きされる

探索する獣

「ダメージを軽減する」という効果は「ダメージは軽減できない」といった文言の能力で無効化されます。

これはプロテクションが持つ軽減効果も例外ではありません。

たとえプロテクションを持っていたとしても、ダメージ軽減無効が適用されている状態で全体火力を喰らったりや戦闘でブロックしてしまうとダメージを受け、破壊される可能性があります。

自分のオーラも外れる

プロテクションには「相手の除去にスタックして対応したプロテクションを付与することで除去を無効にする」というテクニックが存在します。

このとき注意したいのが、プロテクションによって自分で付けた強化系のオーラなども外れる危険性があること。

例えば、白のオーラがエンチャントされたクリーチャーに対戦相手が白の除去呪文を唱えてきたところ、対抗して『神々の思し召し』でクリーチャーにプロテクション(白)を付与すると……

対象不適正によって除去呪文は立ち消えますが、同時に白のオーラもプロテクションの効果によって外れて墓地に置かれます。

類似能力の『呪禁』とは違い、オーラや装備品が外れてしまう点は覚えておくべきです。

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まとめ

プロテクションは()内の性質を持つ呪文や発生源からの能力に対して以下の効果を持つ。

  • 対象にならない。
  • 攻撃をブロックされない。
  • ダメージをすべて軽減する。
  • エンチャントされない。
  • 装備されない。

強力な耐性を持っているが全体除去や生贄に捧げる効果は防げない。