『世界に一つだけの花』で擦られ続けるあのネタが嫌い

槇原敬之が作詞作曲し、大ヒットを記録したSMAPを代表する楽曲『世界に一つだけの花』。

この曲について定期的に話題に上がる1つのネタがあります。

「ナンバーワンにならなくてもいいとか言ってるけど花屋に並んでるのはエリートだぞ!w」という奴。

正直私はこのネタがだいっ嫌いです。

というのも、歌詞の全体やテーマも考えずに重箱の隅をつついて悦に入ってるだけだから。

いったいどこをどう読んだら「花屋で売ってるエリート花こそサイコー!」などという解釈になるんでしょうか。

というか歌詞の解釈とか考えるまでもなく、2番には『花屋の店先に並んだ花』とは対になる『野に咲く花』を称賛する歌詞がちゃんとあります。

名前も知らなかったけれど
あの日僕に笑顔をくれた
誰も気づかないような場所で
咲いてた花のように

世界に一つだけの花より引用

ぶっちゃけ、花屋が舞台として出てきたのは我々が花と接する機会のある一番身近な場所だからであって、

そこに深読みするような意図はないでしょう。

あと、「ナンバーワンにならなくていい」は努力を否定している、みたいな指摘も見当違いですよね。

本来の歌詞は「ナンバーワンにならなくて『も』いい」ですから。

決してナンバーワンを否定しているわけじゃない。

ナンバーワンになっても、ナンバーワンを目指しても、ナンバーワンになれなかったとしても、ナンバーワンにならなくても、元々みんなオンリーワンだから良いっていう話です。

そういう歌じゃないでしょうか。

ワンフレーズに脊髄反射するんじゃなくてまず歌を聞けよと。

類似ネタで、尾崎豊の『15の夜』の一節「盗んだバイクで走り出す」に対する批判もあります。

「盗んだバイクで走り出す」の歌詞はバイトテロと同じ? 歌の表現どう考える?

これもまぁ全く理解出来ない。

WANDSの『錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう』を聴いて、「銃刀法違反」だの「銃撃テロを教唆している」って言ってるようなもん。