最近、Twitterで政治的な内容のツイートをすることへの是非が問われている光景をよく目にします。
以前バズった「フォロワーが政治ツイートばかりするようになって悲しい」というツイートには、同意する人もいれば「政治の話題を避けることこそ問題では?」と反論する方も数多く見られました。
確かに政治に対して無関心・無知を決め込むのはよろしくありません。情報を集め、自身なりの意見を発信するのはとても良いことのはずです。
ただ、政治に関する話題ってどうしても『怒り』が伴いやすく、敬遠されがちというのも事実でしょう。いつも怒ってる人、あまり見たくないですしね。
とはいえ時には怒りをあらわにすることも必要でしょう。また、怒ってる怒ってないの基準も曖昧です。
では、どんなツイートなら政治的な内容でも真っ当に受け入れてもらえるのか?
個人的には「蔑称を使う人かどうか」というのは大きな判断基準になっています。
蔑称使いは印象最悪
インターネット上で蔑称を使うことってなんだか当たり前の感覚になっている人も多そうですが、私としては印象最悪です。
おそらく、政治に関心のない人ほど蔑称に嫌悪感を抱くのではないでしょうか。
アニメやゲーム、芸能人のアンチに置き換えて考えるとわかりやすいかもしれません。
例え自分が興味ないコンテンツであっても、口汚い発言はそれだけでまともに読む気が失せますよね。
真っ当な意見を世に出すつもりでツイートするのであれば、できるだけ人に読まれる文章を心がけるべきではないでしょうか。
Twitterの政治界隈は特に酷い
そしてこの蔑称問題、ことTwitterの政治的な話題では特に酷いです。
悪趣味な大喜利のごとく新たな蔑称が日々生まれています。
ちなみに、ここで言う政治的な発言での蔑称とは、特定の個人や政治家、政党、政治思想、政策、団体、国、人種等を貶めるためだけに使われる単語のこと。
わかりやすい例で言うと「ネト○ヨ」や「パ○ク」、「マ○ゴミ」あたりの言葉です。
「えっ?そんなのみんなも使ってる普通の言葉でしょ?」と思ったあなた。インターネットに毒されている自覚を持ったほうがいいかも知れません。
「政治思想が違うと絶対に相容れない」みたいな風潮もありますが、個人的には発信の仕方が9割。まともに読んでほしいならよく分からない蔑称は厳禁です。
私の別垢のTLにも政治的発言をする人はたくさんいます。政治思想は様々で、相容れない意見もありますが、だからといってそれを理由に彼らをリムーブ仕様とは思いません。
その人達に共通しているのは「常に冷静ツイートしており蔑称も使っていない」という点です。
なんのために政治的なツイートをするのか
そもそも、なんのために政治的なツイートをしているのか、今一度考えてみましょう。
気に入らないものを叩くためや怒りを発散するためではなく、自分の意見を主張したり正しい情報を発信するためならば不必要に相手を貶める言葉を使う必要ないはず。
これは政治の話題に限った話ではありません。フォロワーが離れていく原因は、その内容ではなく言い方の問題かも?
新語を作るとトレンドに載って拡散されやすくなるというTwitter特有の問題でもある気がする。