【MTGアリーナ】プレミア・ドラフト『基本セット2021』雑感

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気楽に楽しむ『MTGアリーナ』日記。今回はドラフトに初挑戦してみたのでその感想について書いていきます。

2諭吉ほどぶっこんで土日にひたすらプレイし、ランクはプラチナティアー4に張り付いている感じの完全に初心者。参考程度に読んでいただけたら幸いです。

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M21各色の感想

白:除去以外は完璧

いわゆるファッティは存在しませんが、1マナから5マナまで、すべてのマナ帯に優秀なクリーチャーが揃っているという印象です。

序盤からクリーチャーを展開し続け盤面を固めつつ、高マナ帯からは優秀な飛行持ちも登場。さらに横並びしたクリーチャーを強化する手段も豊富と、白らしいウィニーの動きが強い。

アンコモンも総じて優秀なカードが多いと思います。

除去に関しては無条件に使えるのがアンコモンの『信仰の足枷』のみ。コモン枠は要タップ状態の『素早い反応』とパワー4以上が地味に使いづらい『軍団の裁き』、5マナと重くブロッカーを与えてしまう『現状保存』と、肝心なところで腐りやすいラインナップなのが難点。

逆に言えば、相手クリーチャーへの対処手段は多色で補えばいいだけなので、安定して強い色だと思います。

アンコモンTOP3

ディスカードは重いように思えるが相打ちや除去への対応なら結局1:1交換。

信仰の足枷

ほぼ何もさせない強力エンチャント。

無私の救助犬

殴ることも出来る除去対策。闇の掌握に無力な点は注意。

コモンTOP3

バスリの侍祭

ダブルシンボルである点以外は完全にレア級。

抵抗の妙技

最強のコンバットトリック。

高山の番犬

2マナクリーチャーは意識して取りに行かないと痛い目を見る。

青:対応力が高く強い

アンコモン・コモン共に優秀なカードばかりの青。

攻撃面では『北風の歌姫』を始めとした飛行クリーチャー、守備面ではまずまずのマナレシオでありながら別の仕事もできる『ヴォーデイリアの秘儀術師』や『テフェリーの徒弟』。

さらに遅めのデッキならタッパーの『トレイリアのクラーケン』や盤面を制圧する『波起こし』と、スキのない布陣。

『うろつく光霊』や『潮読み』のバウンス、『霜のブレス』のタップなどテンポを取る手段も強力です。

手札事故が怖いBO1ドラフトにおいてはドロー手段が多い点も○。

白と並び人気・実力の高い色。特に軽量除去と果敢持ちがいる赤との相性は抜群です。

アンコモンTOP3

ドローつき呪文が多いので無理なく使える。

カード拾いつつ本体もまずまずのサイズで強いに決まってる。

相手の飛行持ちをタップするフィニッシャー。

コモンTOP3

テンポも取れる強力な飛行クリーチャー。

光霊とともに上空を制圧。

膠着した盤面を一気に変えてしまう一枚。

黒:除去は強い

除去は強い。それ以外は……。

ただし除去は超重要なので『取り除き』や『闇の掌握』がピックできたならかなり美味しいです。まぁ黒のゲイン系アーキタイプには向かわない方が無難。

除去以外では装備品の『悪意の鎌』は雑に使っても強いです。

アンコモンTOP3

取り除き

これが取れたら黒を考えよう。

悪意の鎌

黒以外のクリーチャーに持たせたい逸品。

石の牙の聖域

1枚なら1点ドレインだがそれでも侮れない強さ。

コモンTOP3

闇の掌握

強いのは間違いないがダブルシンボルなので黒に寄せないと不安なのが不安。

とどめの一撃

確定除去だがやはり重い。

死花のサリッド

黒で数少ない優秀なクリーチャー。

赤:除去が強く大人気

火力除去は『金属化』すら視野に入る今回の環境では『魂焦がし』『焦熱の竜火』『ショック』の軽量火力はもはや三種の神器。

これで相手のクリーチャーを焼きつつ『呪文喰いの奇魔』や果敢持ちを強化すればあっさり勝ちを拾えることも。

その分他のクリーチャーは頼りないです。コモンなら『ゴブリンの魔術』の1/1果敢ゴブリン2体が一番強いとすら思えます。

アンコモンTOP3

魂焦がし

実質確定除去。

心火の供犠者

2マナ2/2果敢かつショック内蔵が弱いわけない。

戦装飾のシャーマン

立ってるだけで仕事するのでえらい。

コモンTOP3

焦熱の竜火

タフネス3が多いので焼ける範囲が非常に広い。

呪文喰いの奇魔

果敢ではなくカウンターなので強化が容易。

ショック

便利だが2点でしかないというのには注意。

緑:悪くはないが決め手に欠ける

クリーチャーの色というイメージですが勝ちに直結するような強力なカードはアンコモン以下にはほとんどありません。

『ラノワールの幻想家』や『トリュフ嗅ぎ』等、繋ぎのクリーチャーがメイン。

除去の『狩人の刃』は強力ですが、それゆえ森マナが立っているとかなり警戒されます。スタックでクリーチャーを除去されると悲惨なので使うタイミングは気をつけましょう。

アンコモンTOP3

森の守部

除去耐性もありつつ高タフネス+警戒で雑に殴りに行ける貴重な優良ファッティ。

打ち壊すブロントドン

マナレシオが高くうざったい置物も割れるのは優秀だがダブシンで3ターン目に出すのが難しい。

クウィリーオンのドライアド

初手に来れば強いが育ち切る前に除去されることが多い。

コモンTOP3

うたた寝するティラノドン

+1カウンターなり小剣持たせるだけで強力クリーチャーに変貌。

ラノワールの幻想家

アドを失わずそこそこのサイズを持ちマナクリにもなる最強格。

狩人の刃

打つタイミングさえ考えれば最強の除去。

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M21ドラフト全体の感想

単純に強い色は青と白。

ただし、この2つ同士は構築難易度がちょっと高く、「青赤」「青緑」「赤白」「白緑」が作りやすく強力な組み合わせだと思います。

赤も強力ですが赤メインだと辛いかも。

パワータフネスともに3止まりのクリーチャーが多いので強化して4/4以上を確保できると一気に殴りやすくなります。アグロ系では特に意識したい点。

私見:テフェリーの後見がおかしい

青で特にヤバかったのが『テフェリーの後見』

毎ターン確定2枚墓地送りは40枚編成が一般的なドラフトにおいてぶっ壊れです。

これは追加のドローでさらに加速し、『潮読み』が手札回しながら相手のライブラリを6枚削るとんでもカードに早変わり。

何よりやばいのが、LO専用デッキを組む必要があまりなく、青絡みの構築ならそのまま1枚刺しで機能してしまうこと。

「青赤」は果敢狙いの軽量ドローや除去に各種テンポを取る呪文がそのまま活用できますし、「青緑」ならカードを引くたびに強化される『知識鱗のコアトル』や『節くれ拳の樫』とやることは同じ。「青黒」も多色アンコがタップルーターで生け贄2ドローなどもあります。

M21はとにかくカードを引く手段が多く、無理なく使える強エンチャントだと思いました。

強すぎるがゆえ結局ピックで見かけたことがありません。

まとめ

というわけで『基本セット2021』BO1ドラフトの感想でした。

初めてのドラフト、かなーりハマってしまったのですが、手札運に加えパック運も加わり、感覚的にはかなりギャンブルに近かったです笑。

負けが続いた時のイライラが構築ランク戦の比ではなので、しばらくプレイは控えたいですね。

お金払ってまでリミテッドのランクを上げるメリットもありませんし。