『JBL Pebbles』レビュー。コスパ良しデザイン良しのPCスピーカー

電化製品

私はパソコン用のスピーカーとしてONKYOの『GX-R3X』を使っています。1万円以下のスピーカーとしては文句なしの性能で、おすすめの品です。

しかし、私の環境だと1つ問題を抱えています。

ちょっと大きいんです。

近年のPCモニタ大型化の余波を受けて、ただでさえ狭かった私のPCデスクはますます窮屈になっています。このサイズのスピーカーをモニタの横に置くスペースはなく、モニタの手前に置いているのが現状です。作業するのにもモニタを見るのにも少し邪魔になっています。

なんとかうまく収まる製品はないだろうかと探していたところ、なかなかいいスピーカーを見つけました。

HARMANの『JBL Pebbles』という製品です。

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HARMANについて

HARMANというメーカー、オーディオに明るくない私にとっては初耳だったので少し調べてみました。

HARMANはアメリカに本社を構えるオーディオ関連企業です。JBL、AKG、Mark Levinson、Infinityといった数々のオーディオブランドを抱えています。

カーオーディオにも強く、フェラーリやベンツ、トヨタなどの有名メーカーにオーディオ機器を提供しているらしいです。

今回購入した『Pebbles』はJBLブランドの製品です。JBLは家庭用オーディオから映画館やコンサートホールの音響まで手がけており、70年以上の歴史を持つ世界でも有数なブランドの1つのようです。

なお、HARMANは2017年3月サムスン電子に買収・合併されています。

私が知らなかっただけでかなり大手のオーディオメーカーのようです。「ハーマンインターナショナル株式会社」という日本支社もあり、HARMANの製品は日本でも問題なく入手が可能です。

Pebblesの仕様と見た目

実際に届いた商品がこちらです。『JBL Pebbles』は黒と白の2種類があって、私は黒を購入しました。

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中身は「スピーカー本体」と「45cmのステレオミニプラグ」の2つだけです。説明書もイラストのみで表現されているものが1枚入っているだけととてもシンプルです。

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Pebblesの仕様

『JBL Pebbles』の特徴をまとめるとこんな感じです。

  • 接続はUSBケーブル1本でOK:PCにUSBケーブルでつなぐだけで給電、入力の両方が可能
  • 入力用のステレオミニジャック有:モニタや音楽プレイヤーとつなぐこともできる
  • 出力用のステレオミニジャック無:このスピーカーにイヤホン・ヘッドホンをつなぐことは出来ない
  • 電源兼ボリュームスイッチ装備:スピーカー側で操作が完結できる
  • DAC内蔵による高音質再生:USB接続ながらナチュラルで高品質なサウンドを実現
  • 縦置き・横置きどちらも可能:用途や環境で置き方を変えられる

Pebblesの見た目

で、スピーカーの見た目はこんな感じです。

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スピーカーとしてはかなり珍しい感じで形をしています。真っ黒で重厚感がありますが、オレンジのケーブルがいいアクセントになっていて結構オシャレじゃないでしょうか。

こちらは裏面。

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このスピーカーの特徴として横置きが可能というのがあります。縦置きの場合は高さが約13cmなのに対し横置きは8cmで、利用者の環境に合わせて置き方が変えられるのがとても良いと思いました。

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メインとなる右スピーカーです。

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丸い天板部分がスイッチになっていて、押すと電源のオンオフ、回すとボリュームの増減が操作できます。スイッチをデザインとして落とし込んでいるのがオシャレだと思いました。

USBケーブルの長さは大体80cm。PCにつなぐことで電力の供給と音声の入力の両方が行えます。アダプタ類もなくケーブル一本で完結するので接続がとてもスッキリします。

右下に空いている穴は入力用のステレオミニジャックです。音声の入力はこちらが優先されるので、USBケーブルでPCから電力を供給している状態でこのジャックに音楽プレーヤーを接続し音楽を楽しむ、ということも可能です。

こちらは左スピーカー。

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スイッチ類は一切なく、右スピーカーとつなぐためのケーブルが付いているだけ。このケーブルの長さは大体80cmくらいです。

また、左右共通で余ったケーブルを根元で巻き取れるようになっています。私のPCデスクには若干長めだったのでスピーカー本体にこういう機能があると助かりますね。

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実際にPCデスクに配置してみた様子

実際にPCデスクに設置するとこんな感じです。

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そこそこ大きいスピーカーですが、横置きにすることでモニタ画面下のスペースにすっぽりと収まりました。

私がこのスピーカーを購入した一番の理由がこれです。安価なスピーカーは嫌、かといって良いスピーカーだとサイズが大きくて置き場所に困る、といった悩みを見事に解消してくれました。

JBL Pebblesを使ってみた感想

実際に使ってみた感想をまとめてみました。

良かった点

  • オシャレなデザイン
  • USBケーブル1本のみの接続・ケーブル巻き取り機能でスッキリ
  • USB給電とは思えないほど音がクリアでパワーもある
  • 使い勝手の良いボリュームコントロール
  • 総合的に見て5000円台はとても安い

以前使ったことのあるUSB給電のスピーカーは、特有のノイズが入ったり音量があまり出なかったりしていたのですが、『JBL Pebbles』では一切ありません。

デザインから使い勝手までかなり考えられた製品だと思いました。

気になった点

  • イヤホン・ヘッドホンをつなげない

『GX-R3X』は出力用ジャックがついていたので手元の抜き差しでスピーカーとヘッドホンを切り替えて使えたんですが、『JBL Pebbles』だとそれは出来ません。

ただ別の方法でスピーカーとヘッドホンの切り替えを行うことが可能になったので、この唯一の難点もクリアできました。同じ悩みを抱えている方は関連記事をご覧ください。

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まとめ

「横置きできるから」という理由で購入しましたが結果は大満足です。

USBケーブルのみの接続、電源兼ボリューム操作スイッチなど、PC用として使う上で大事なところをしっかり抑えている印象です。もちろんスピーカーとしての性能も十分あります。

私のような、数万円の高級スピーカーを買うつもりはないけどチープなものもイヤ、という人間にはぴったりなスピーカーではないでしょうか。

デザインも格好いいのでおすすめです。