現在私が継続して遊んでいる『メギド72』と『アイドルマスター シャイニーカラーズ』。
かたや戦略的な戦闘がウリのRPG、かたや美少女アイドル育成ゲームと、一見するとジャンルが全く違うこの2つ。
そしてどちらもアクティブユーザー数がトップクラスだとかセールスランキングで常に上位をキープしているといった、いわゆる「覇権ソシャゲ」という奴でもありません。
にも関わらず、私以外にもこの両者をどちらも遊んでいるという方をSNSで結構見かける気がします。
そこで今回はメギド72とシャニマスに共通する要素を考えてみました。
ストーリーが良い
ジャンルが違うこの2つのゲームに共通する点としてまず思い浮かぶのが「ストーリーの評価が高い」ということです。
シャニマスはデレステ以降のアイドルもので定番となった「3Dライブ×リズムゲーム」というジャンルをあえて外し、育成シミュレーションの形を取っています。
3Dライブシーンのないシャニマスにとって最大の武器はコミュ(シナリオ)。
シャニマスのコミュは散発的なものではなく、各キャラクターがアイドルを目指すところから始まるメインコミュを起点に、ユニット単位のイベントコミュにカードコミュと、すべてが繋がって進行しています。
そのため、アイドル達の成長や関係性の変化を丁寧に描いている、というのが特徴です。
一方のメギド72も、戦闘がメインのゲームでありながらストーリーも好評。
先の気になるメインストーリーはもちろんのこと、各キャラクターの描き方も秀逸で、100人以上いるキャラクター達にうまく出番を与えてはその魅力を描いています。
また、ゲームシステムと世界観を矛盾させない設定作りも巧妙で、とにかく「上手い」というのが個人的な感想。
多様性がテーマ
ストーリーについてもう少し踏み込んでみると、どちらも『多様性』をテーマに掲げているように思えます。
これはメギド72については今さら言うまでもないでしょう。
『多様性』という言葉はゲーム内でも広告でも頻出していて、ゲームシステム・ストーリー両面でコンセプトとしているのは明らかです。
一方のシャニマス。
ストーリーをあまり深く読み込む人間ではないので自信はありませんが、私には『人の多様性』というものを意識してシナリオが作られているように思えます。
シャニマスのアイドル達は「属性」を集めて作ったキャラクターというよりは、ゆらぎのある人間臭さ(多様性)を持った実在感のあるキャラクターとして描かれているのではないでしょうか。
コミュによっては普段のイメージとは違う側面が描かれるので、アイドル達がより1人の人間として身近に感じられます。
この多様性の描き方はユニット単位になるとより顕著です。
現在シャニマスに存在する5つのユニットはすべて個性のバラバラなメンバーで構成されています。ギャルだけで構成したギャルユニット、のような「属性」で固めたユニットは存在しません。
そんな個性豊かなユニットの中で、アイドルたちはお互いが持つ個性や価値観を尊重した上で絆を深めていきます。
他者は他者。人はそれぞれ違っていて、相手と100%同調することはできない。
でも、そのままを受け入れ寄り添うことは出来る。
そんな「みんな違ってみんな良い」という多様性を許容する考え方がシャニマスには存在しているように思えます。
無課金プレイヤーに優しい
どちらのゲームも(普通にプレイするぶんには)課金がほとんど必要ない、というのも共通した特徴です。
シャニマスはログインボーナスやデイリーミッションで貰える石が多く、全てこなせば1週間で3000ジュエル、10連分の無償石が貰えます。
さらにSR以上のカードには、コミュのエンディングに当たるTrue endを達成することで石が貰えるという要素も。
その数なんと、SRなら3000ジュエル、SSRなら6000ジュエル。大盤振る舞いです。
そもそも、コミュを読むことがメインコンテンツの1つになっているゲームなので、個別のカードにこだわらなければ課金要素は皆無と言っていいでしょう。
一方のメギド72。こちらは配布石こそ少ないもののガチャでのメギド排出率は5%。
メギドにはレア度が存在しないため、最高レアが5%(フェスなら10%)の確率で出ると言っても差し支えはありません。
さらにメギド72はメインストーリーやイベントでもメギドが加入するので、彼らだけで相当な戦力数になります。
さらに、配布メギドとガチャ産メギドと性能に明確な差がないというのも大きな特徴。
この配布メギドだけでも最新章まで進められるとかなんとか。
個人的には指名チケットかお布施代わりの有料スキンしか課金タイミングがないので、これで大丈夫かとさえ思っています。
マイペースに遊べる
どちらも他のユーザーとの競争要素が薄く、マイペースに遊べます。
基本的にシャニマスはアイドル育成(シミュレーション)とコミュを、メギド72はRPGの戦闘とストーリーを楽しむゲームなので先を急ぐ必要もありません。
お話を楽しむ上で怖いのがSNSでのネタバレですが、良識的なユーザーさんが多いのかネタバレに配慮している方をよく見かけます。
また、ソーシャル要素がないというものマイペースに遊べる要因でしょう。
フレンドシステム等の他ユーザーと繋がる要素はないので、「プレイし続けないとフレンド切られる……」とか怯えることもありません。
他のユーザーと絡むコンテンツというと、メギドなら対戦のコロシアム、シャニマスならハイスコアやファン獲得数を競うグレフェス、Pカップがありますが……。
どちらも特別な報酬はほぼなく、一切やらなかったとしてもゲームを遊ぶことに支障は出ません。
というわけで、どちらもサービス開始から2年前後経っているゲームですが、今から始めても自分のペースに楽しめます。
メギドとシャニマス、やろう!
メギド72
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アイドルマスター シャイニーカラーズ
BANDAI NAMCO Entertainment Inc.無料posted withアプリーチ
過激なエロがない
美少女アイドルものと言うと基本的には男性向けになり、お色気で人気を稼ぐ路線に走りがち。(特にスマホゲーは)
ですが、シャニマスはその要素を意図的に抑えているように思えます。
確かに露出度の高い衣装は存在しますが、あまり扇情的には描かれてないというか露骨ないやらしさを感じさせません。
この配慮が最もわかりやすく現れているのがゲーム最年少の果穂ちゃんです。
小学6年生の12歳でありながら身長163cm胸囲80cmと驚異的なスタイルを持っている彼女。
そのナイスバディを余すところなく披露……というのはかなり控えています。
あくまで彼女は小学6年生。なので過度に露出度の高い格好はNG。
胸元に関しては特にカテナチオで、このゲームでは有料スキンに当たる水着衣装でも露出はなし。
これにはご両親も一安心。
逆に、バストが最も大きい恋鐘というキャラには「大きな胸がコンプレックス」という設定付けをすることで巨乳キャラ推しを避けています。
その他、「ブルマの体操服」や「ひらがなで名前が書かれたスクール水着」などの定番インモラルコスチュームも今のところ登場していません。
過度なワイセツは意図的に避けていることが伺えます。
一方のメギド72。
露出度の高く胸も大きいキャラは多いものの「バトルもの少年漫画のセクシーキャラ」の範疇だと思います。
「どうも!成年ゲームからそのまま飛び出してきました!」みたいなキャラはいません。
というかこのゲームは見た目がセクシーなキャラに限って脳筋、冷徹、野生児、番長、キリングマシーン、蛮族、トンチキ、猟奇的、元ヤン、ゴジラ「強い」女性として描かれることが多いので、媚びたいやらしさをあまり感じ取れません。
これが要因なのかはわかりませんが、どちらも基本的には男性向けジャンルでありながら一定数の女性ユーザーからも支持を得ています。
正直なところ,女性ファンがここまで増えるとは思ってもいませんでした。
4Gamer.net:リリース1周年の「メギド72」プロデューサーインタビュー。女性プレイヤーによる「サタナキア」人気は予想外だった!?
(中略)もちろん多少は「女性からも人気が出たらいいな」という思いはありましたけど,こんなに遊んでいただけるとは思ってなかったです。
鼠径部を推している
「過度な性的描写はない」とは言いましたが、決してどちらもそういった要素を忌避しているわけではありません。
そしてこの両者、共通するフェティシズムを隠し持っていると私は踏んでいます。
それは鼠径部。
シャニマスは露出度抑えめと言いつつも、下半身のガードはかなり甘くスキあらば鼠径部を描こうとしてきます。
こと鼠径部については最年少の果穂にも容赦はしません。
まさに「胸を隠して鼠径隠さず」といったところ。
そしてメギド72にも鼠径部を惜しげもなく見せつけているキャラクターが多数存在しています。
歌って踊る
共に良BGMが多いゲームですが、特に歌が印象的。
アイドルもののシャニマスは当然として、RPGのメギド72もなぜかやたらと歌います。
現在メギド72で実装されている歌入りのBGMは7曲。OPソングを除けば全てキャラソンです。
すでにカラオケ配信まで行われており、中には公式PVが作られている曲も。
自慢の3Dモデルも駆使した超ハイクオリティなミュージックビデオに仕上がっています。
さらにはアイドル?として活動しているメギドも登場。
ちなみに右上で飛んでいる鳥のような謎の生き物の名前はなんと「プロデューサー」。
もはや完全にアイドルゲーム。「アイドルマスターSideMegido」です。
CV.津田健次郎
どちらのゲームにも、遊戯王の海馬瀬戸役で有名な声優津田健次郎さんの演じるキャラクターがいます。
奇しくも「強い語気で主人公を厳しく律する立場の人物だが、その実主人公を甘やかしてしまうことも多い、良きオカン兄貴分」といった共通のキャラ造形です。
タッチボイスがある
どちらもキャラクターたちと直接触って触れ合う事ができます。
はい。
まとめ
- ゲームとして面白い
- マイペースに楽しめる
- 無課金でも遊べる
- プレイヤーに色々配慮している
- BGMが良い
- 2019年はツダケンイヤー
どちらも独自性を持って地に足をつけた開発、運営を行っているゲームという印象。
個人的にとてもオススメのスマホゲーなので、メギドとシャニマス、やろう!(2回目)
メギド72
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アイドルマスター シャイニーカラーズ
BANDAI NAMCO Entertainment Inc.無料posted withアプリーチ