今回はW.I.N.G.決勝で流行1位Voのラストアピールを獲得する方法について考えてみました。
このゲームが運ゲーと揶揄される最大の原因でもあるWING決勝の流行1位Vo。
よほどの編成でない限り、流行2位トップアピールと流行1位ラストアピールを狙う他ありませんが……。
準決勝ほど試合展開が安定せず、運良くラストアピールを取れたとしても夏葉が6割星まで到達していて結局負けるということも。
もちろん、流行2位3位からもラストアピールが取れれば上回ることは可能ですが、ますます運頼みです。
というわけでこの記事では「夏葉の6割星を阻止しつつ流行1位ラストアピールを獲得する」という方針で書きました。
正直安定させるのは厳しいですが、参考になれば幸いです。
流1Voラストアピール獲得が難しい理由
まず、なんでラストアピールを取るのが難しいのか?ということを洗い出してみました。
試合展開が遅い
W.I.N.G.決勝のライバルのうち、流行1位を狙うのは夏葉のみ。
さらに変遷型2人だけなので、準決勝に比べると流行1位審査員の興味値減少ペースが遅いです。
なので流行1のラストアピールタイミングが4、5ターンまでずれ込んでしまいます。
そうなると他の審査員は帰っていたり、ライバルも思い出アピールを打ち始める頃合いなのでアピール順序のコントロールがどんどん難しくなります。
そもそもラストアピール取っても負ける
根本的な問題として、流行1位ラストアピールを取れたとしてもわりと負けます。
というのも、夏葉が6割星まで取る可能性が高いからです。
前述の通り試合展開が遅いため夏葉はアピール回数が増えてしまい、トップアピールはおろか6割星に到達してしまうことが起こりえます。
5回アピールされたら確実、4回アピールでも結構な確率で取られます。
6割星を獲得された場合の夏葉は星数が28となり、流行2位3割星・トップアピール+流行1位ラストアピールの星26を上回ることに。
とはいえ、夏葉にある程度殴ってもらわないとラストアピールを狙える段階まで行けないというのも現実です。
結論:流1LAを奪いつつ夏葉の6割星阻止が必須
まとめると、流行2位狙いでWING優勝を狙うのであれば、流行1位ラストアピールを取る+夏葉が6割星を取らない必要があります。
これはなかなかに難易度が高いです。
だからといって運ゲーだ運ゲーだ嘆いていても仕方ありません。仕様と敵を知ることが勝率を上げる第一歩です。
前知識
まずはオーデションの仕様やWING決勝の設定についておさらいしましょう。
※以下はシャニマス攻略wikiを大いに参考にさせていただいています。
行動順について
オーディションの行動順は以下の通り。
- アピール判定の良い順から行動(思い出グッドはパーフェクトに相当)
- アピール判定が同じ場合の優先順位は「プレイヤー>アイドルE>……>アイドルA」
ライバルの行動パターン
各アイドルの行動パターンをまとめました。
アイドル名 | キャラ | 行動パターン | 得意属性 |
アイドルA | 樹里 | 変遷(321) | Vi |
アイドルB | 凛世 | 流3スピア→流1スピア | Da |
アイドルC | 夏葉 | 流1スピア→流2スピア | Vo |
アイドルD | 千雪 | 変遷(231) | Vo |
アイドルE | 真乃 | 流3スピア→流2スピア | Da |
- 流行3位スピアのDa属性が2人いる
- 変遷の2人は3ターン目に1位を狙う
というのは覚えておくと良いと思います。
ライバルの火力
ライバルの火力をパターンごとにまとめました。
アピール判定 | 属性一致 | 属性不一致 |
パーフェクト | 13908 | 6954 |
グッド | 10200 | 5100 |
ノーマル | 9272 | 4636 |
バッド | 4636 | 2318 |
なお、審査員の興味値(体力)は72000となっています。
流1LA+6割星阻止のシミュレーション
ここからは数字とにらめっこしつつ、流行1位ラストアピール獲得+夏葉6割星星の可能性について考えてみました。
夏葉が4ターン目に6割星を取るパターン
まず、夏葉が4回のアピールで6割星を達成してしまうパターンがどれくらいあるのか調べてみました。
審査員の興味値は72000なので、6割星のラインは42300です。
1ターン目 | 2ターン目 | 3ターン目 | 4ターン目 | 合計値 | |
パターンA | パーフェクト | パーフェクト | パーフェクト | バッド | 46360 |
パターンB | パーフェクト | パーフェクト | ノーマル | ノーマル | 46360 |
パターンC | パーフェクト | グッド | グッド | ノーマル | 43580 |
こうやって見るとかなりの確率で達成されるように思えますね……。
「パーフェクト1回以下」「ノーマル2回以上」「バッド1回」あたりになれば4ターン目での6割星到達の可能性はかなり下がります。
なんにせよ夏葉には4回以上アピールさせたくないところですが、仮に3ターン目までライバルが全てパーフェクトを出したとしても総アピール量は62586止まり。
属性不一致で1万以上のアピール値が要求されるので、3ターン目まで流行2位を殴り4ターン目に夏葉が行動する前にラストアピールを奪う、というのはあまり現実的ではないです。
となれば、自分も削りに参加する必要が出てきます。
つまり、夏葉の6割星を能動的に阻止しつつ流行1位ラストアピールを獲得するには、最初の3ターンで流行2位へのアピール値稼ぎと流行1位の削りを並行して行わなければなりません。
これは流行2位が自身の特化属性であれば実現可能なラインだと思います。
流行2位が特化属性の場合
WING決勝では流行2位をスピアするライバルがおらず3割星が取れたらトップアピールも圏内です。
3割星に必要なアピール値は21300なので、アピール2回ないしは金バフの乗った3倍以上のライブスキルなら1回で突破可能。3ターン目以降の思い出アピールを含めればトップアピールもほぼ確定するはずです。
つまり、3ターンのうち最初の2ターンは流行2位を殴り、3ターン目はライバルのアピール判定を見つつ流行1位を削りに行く、という作戦です。
流行1位審査員へのアピールをシミュレートしてみました。
アイドル名 | 1ターン目 | 2ターン目 | 3ターン目 |
アイドルA | 5100 | ||
アイドルB | |||
アイドルC | 13908 | 13908 | 10200 |
アイドルD | 13908 | ||
アイドルE | |||
プレイヤー | 流2アピ | 流2アピ | 8000 |
3ターン目までの総アピール量は約57000で、残り15000を2回のアピールで削ることができればラストアピール獲得となります。
属性が一致しているなら流行2位へのアピールはサポートのライブスキルでも十分だと思いますので、プロデュースアイドルの強力なライブスキルは流行1位用に取っておきましょう。
こんな感じで早急に流行2位トップアピールを確定ことができれば、4ターン目に向けた調整が可能です。
ただし、これはかなり都合のいい展開です。
ライバルのアピール次第で流行1位の興味値はかなり振れ幅があります。
特に、変遷組の2人の流行1位アピールが3ターン目に固まっている都合上、興味値調整はかなり難しいと言わざるを得ません。
例えば、各ライバルのアピール判定がグッドばかりだった場合はこうなります。
アイドル名 | 1ターン目 | 2ターン目 | 3ターン目 |
アイドルA | 5100 | ||
アイドルB | |||
アイドルC | 10200 | 10200 | 10200 |
アイドルD | 10200 | ||
アイドルE |
3ターン目までのライバル達の総アピール量は45900に留まり、残り興味値は約26000。
この場合は4ターン目に夏葉が6割星を取らないことを祈りつつ、5ターン目での流行1位ラストアピールを狙ったほうが良いと思います。
流行2位が特化属性でない場合
流行2位が特化属性でない場合はますます難易度が上がります。
「流行2位スピアがいないので2位トップアピールが取りやすい」とは言いますがそれは自分が流行2位スピアをするからであって、1位の削りまで手は回りにくいです。
夏葉の6割星阻止は運に任せて、まずは流行2位の3割星を確定させることを優先したほうが良いかもしれません。
流行3位がDaの場合の注意点
WING決勝で流行1位ラストアピールを狙う場合、流行3位がDaだと注意が必要です。
流行3位スピアのDa属性アイドルが2人(真乃・凛世)いるため、流行3位がDa属性だと早くて3ターン途中で審査員が帰る可能性があります。
問題はその後流行1位スピアに切り替わる凛世。
行動優先度も真乃>凛世なので、「真乃の先手アピールで流行3位審査員が帰る→凛世が流行1位に切り替わる」という流れで興味値調整が乱されないよう注意しましょう。
まとめると、流行3位がDa属性の時は3ターン目からDa審査員の残り興味値と真乃凛世のアピールを確認する必要が出てきます。
属性・流行別行動指針まとめ
話がややこしくなってきたので、属性と流行別に「こうすれば流行1位ラストアピールが取れる(かも)」という立ち回り方をまとめてみました。
Da1極編成
流行VoDaVi
流行3位審査員が帰るまで猶予があるので、流行2位トップアピールの確保は流行1位ラストアピールを取った後でも可能と思われる。
最初の3ターンは流行2位に1回・流行1位に2回アピールし、4ターン目思い出アピールで流行1位ラストアピール獲得。5ターン目に流行2位アピールでトップアピールも確定させる、というのが基本線か。
流行VoViDa
下手に動こうとはせずに2位トップアピールを確定させたほうが無難。
夏葉が4ターン目に6割星を取らないことを祈りつつ、4ターン目夏葉行動後もしくは5ターン目先手での流行1位ラストアピールを狙う。
Vi1極編成
流行VoDaVi
流行2位トップアピールの確保が困難+流行3位の帰宅が遅く、夏葉の6割星ゲットの確率がかなり高い。
一番不利な組み合わせだと思う。
流行VoViDa
流行2位トップアピールはアピール2回+思い出アピールで確保できるはず。
よってDa1極のVoDaViと同様に、流行1位の削りに参加し4ターン目での流行1位トップアピールを狙いたい。
流行3位がDaなので3ターン目以降は凛世の動きに注意。逆に4ターン目で「凛世→プレイヤー→夏葉」という行動順になり、削りに利用できる場面も。
まとめ
色々考えてみましたが、やっぱり安定させるというのは難しいですね。
ラストアピール取るだけなら夏葉に削ってもらえばいいんですが、そうなると6割星の可能性が怖い。
パターン化は難しいので、前知識に書いた情報を頭に叩き込んだ上で1ターンずつ考えて動くのが一番でしょうか。
編成が強ければ強いほど勝率は上がりますが、それが組める資産ならDaVi2極で2位3位トップアピールを狙うか、夏葉を上回るVo1極でぶちのめすほうが無難な気がします。