『メギド72』が面白い!戦略的な戦闘とユーザーフレンドリーなシステム

ゲームレビュー

最近、『メギド72』というスマホゲーにハマっています。

私のスマホゲー遍歴は「パズドラ→デレステ→FGO」と、とにかく人気で話題性のあるものしかやってきませんでした。これらのタイトルに比べると『メギド72』は知名度が低いと言わざるを得ないと思います。

実際公式Twitterアカウントのフォロワー数で比較してみると、前の3つは100万前後に対しメギド72公式アカウントは4万です。

そんな中堅?ゲー厶に、なぜミーハーな理由でしかスマホゲーを選んでこなかった私がハマったのか。

それはこのゲームがとにかく快適で面白いだからです。

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スマホゲーの面倒くさい要素がほとんどない

『メギド72』はよく戦闘が面白いゲームだとよく言われています。

これは実際その通りなのですが、それ以上に私がこのゲームを楽しめているのはとてもユーザーフレンドリーな設計になっているからです。

素材集めのクエスト周回はチケットかオート戦闘で楽ちん

スマホゲーでめんどくさい要素ナンバーワンと言えば周回です。進化素材のために苦行とも言えるレベルで周回を要求され、プレイ時間を水増しさせられます。

もちろんこのゲームも例に漏れず素材集めのために周回することになるのですが、「攻略チケット」という救済措置があります。

これはクリア済みのクエストでのみ使用可能で、使った枚数だけ即座にクエストクリアとなります。もちろんスタミナはクリア回数だけ消費しますが、普通にプレイするのと同様に素材が手に入ります。また、このゲームはクエストをクリアすることでパーティメンバーに経験値が入る仕様で「攻略チケット」使用時も同様なので、素材集めとレベル上げも並行して行えます。

チケットの入手方法はとても豊富です。通常のログインボーナスに加え、定期的な追加ログボ、クエスト初クリア報酬、ゴルド(ゲーム内通貨)での購入、放置するだけのメギドの塔の報酬……。よほどやり込まない限りはなくなるということはないと思います。私は今600枚くらい蓄えています。

ちなみに「攻略チケット」が使用可能になる条件は「全員生存している状態でクエストをクリアする」です。つまりそのクエストを完全に攻略できたのであれば、以降はチケット消費だけで素材集めができるようになるというわけです。この設定のバランスが「戦略性があって楽しいが頭を使い時間がかかる戦闘」と「スマホゲーの周回要素」の矛盾をうまく解消していると言えます。

ただ、期間限定のイベントクエストの場合は通常の「攻略チケット」は使用できないため、大半が手動での周回となります。

ですが『メギド72』には「オート戦闘」いう機能もあります。

奥義の演出を短くする機能もある。

これは戦闘時の行動選択をAIが自動でやってくれるというものです。頭はあまり良くないのである程度難易度の高いクエストでは役に立ちませんが、イベントクエストの中盤あたりのクエストなら1、2ターンでクリアしてくれます。「攻略チケット」ほどのスピードは出ませんが、プレイヤーがやることと言えばクエスト出発を選択するだけなので、他のことをしながら周回だってできちゃいます。

スタミナ回復アイテムもかなり配っているのでスタミナ面でも安心です。さらに、石でスタミナ回復した場合はおまけで「攻略チケット」も付いてくるというサービスっぷりです。

素材の管理も楽

また、素材に関するUIも親切です。

素材の詳細画面からその素材がドロップするクエストへ直接飛んだり、逆にその素材が必要となるキャラクターの一覧も確認出来ます。

ですので「この素材どこで落ちるっけ?」「この素材集める必要あるかな?」なんて言いながら攻略wikiを開く必要もありません。

素材からドロップ対象のクエストへ飛べる
素材の必要数も簡単にわかる

そもそも育成が楽

『メギド72』のキャラクター達の育成要素は「レベル」「進化度」「奥義レベル」の3つのみです。

「レベル」は経験値を貯めることで上がります。経験値は消費アイテムを使うことで稼げますがクエストクリア時にも貰えます。しかも、前述の「攻略チケット」を使ってのクリアでも貰えるため、とりあえず育成したい5人をパーティに詰め込んで素材集めついでに未育成のキャラも育てられます。

このゲームに登場するキャラクターは全員共通で星1から星6までの「進化度」が存在し、進化レベルをあげるごとに「レベル」の上限が上がるほか、進化レベルに応じたスキルを覚えたり強化されたりします。ですのでスキルのレベル上げのようなものはありません。

奥義レベル」は上げることでは奥義がより強くなりますが、上昇が僅かであること、レベル上限を引き上げるにはいわゆる「ガチャ重ね」が必須となるため現状あまり機にする必要はないそうです。

配布キャラが強くガチャも緩め。無課金でオーケー!

『メギド72』でメギド(戦闘で起用するキャラクター達のこと)を獲得する方法は以下の3つです。

  • メインクエストを進める
  • イベントクエスト1回につき1体配布
  • ガチャを回す

まず何度でも引き直し可能な初回ガチャで最大3人。それ以降はメインクエストのストーリーの進行に応じて決められたメギドが加入します。これが最低限確定で加入するメギド達ですが、なんと公式がメインストーリーで加入するメギドだけでもクリアできる!と豪語(要出典)しているそうです。実際、それほど彼らは強力です。

イベントクエストで加入するメギドも同様に有用です。加入だけなら始めたばかりの方でも獲得可能なのでこちらも無課金で戦力アップしていけます。

配布メギドとガチャメギドにほとんど差がないというのもこのゲームの良さの1つです。その上ガチャでのメギド排出率も「5%」と高く、フェスなら「10%」と非常に出やすいです。(1点狙いとなると闇ですが)

そもそもメギドにはレア度というものが存在しません。つまりレア度(入手難度)による明確な強さの枠組みというものがないわけです。もちろんそれでも強いキャラ弱いキャラの差は生まれてしまいますが、入手難度に依存していないので非常に平等だと思います。

また、いわゆる期間限定ガチャというものもありません。現在限定と呼べるものはフェス時のみしか出現しないフェス限キャラだけで、基本的には新規のガチャキャラは初回のピックアップ以降もそのままガチャ内に残り続けます。なのでガチャタイミングを逃すということがありません。(もちろんおピックアップ時に回さないとお目当てのメギドを引くのは難しいです)

オーブと呼ばれる装備品についてはレアリティが存在しますが、レア度が低いものでも有用なものは数多くあってやはり困ることは少ないです。

正直ここまでしていいのか?とさえ思えます。課金するタイミングが見当たらないです。私は月5000円までなら課金オーケーとしている微課金勢ですが、今までこのゲームに課金したのはメギド指名召喚チケット付きの有償石購入の1回のみです。

シナリオの文章量がちょうどいい

ゲームのシナリオって面白くしようとするとどうしても文章量が増えがちです。

そうなると「いいから戦闘させろ!」とか思ってしまったり、何より隙間時間で遊ぶことが多いスマホゲーには向いていません。

その点『メギド72』は文章のボリュームが絶妙です。1つのクエストは4つに分割されていて、それぞれ戦闘前会話・戦闘・戦闘後会話で構成されています。会話は大体1、2分で終わらせてくれるのでサクッと読めます。

もちろんシナリオ自体も面白いです。最初は正直微妙かな?と思っていましたが、3章終盤から4章あたりからシナリオが読みたくて早く進めたいという気持ちも芽生えました。

フレンド機能がないので好き勝手に編成できる

『メギド72』ではパズドラやFGOのようにフレンドのリーダーを借りるといったシステムがありません。そもそもフレンド機能がなくフレンドポイントにあたるものすらありません。

そのため編成やプレイスタイルが完全に自由です。「あのフレンドがいない」とか「フレポを稼ぐためのキャラ育成」なんかも考える必要は一切ありません。

私は少しひねくれていてテンプレ編成なんかを使わずに独自のマイナーパーティーを組みたくなるタイプなので、こういったゲーム仕様はとてもありがたいです。

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もちろん戦闘も面白い

評判通り、戦闘もとても面白いです。

このゲームは5人パーティで各人1ターンにつき最大3回まで行動できますが、フォトンと呼ばれるエネルギーを敵と交互に奪う都合上、パーティ全体での行動回数は5回に制限されます。そのため編成段階から「誰にどう行動させていくか」という指針を決める必要があります。

この編成を決めるのも楽しいですし、その後の実戦も面白いです。出現するとフォトンの種類はランダムのため、編成とプレイング両面で戦略的な行動が求められます。

1章はほぼチュートリアルとして終わりますが、次の2章中盤からはもう難易度は結構高いです。考えなしにクエストへ挑めば普通に全滅しますし、全員生存でクリアも到底できません。

とっつきにくいのは事実ですが、理解すれば本当に楽しいです。

ちなみに、私はまだほとんど手をつけていませんが「コロシアム」というプレイヤー対プレイヤーのネット対戦機能もあります。現状は一切の報酬がなくほんとにただ対戦するだけのモードですが、それでもなかなか人気のようです。裏を返せば、「対戦することが目的になるくらい戦闘が面白い」ことの証拠ではないかと思います。

最後に

謎の号泣トップ絵。

正直なこところ、第一印象は私もあまり良くはありませんでした。キャラデザ微妙じゃね?と思いましたし、会話シーンもなんか……という感じ。

ですがやっていくうちに戦闘がめちゃくちゃ面白いことはわかりはじめ、戦闘に惹かれて続けていくうちにキャラクターたちにも愛着がわき始めました。3Dのモデルとモーションもとても凝っています。

(もちろんまだまだ改善してほしい点もあります。個人的には会話シーン。立ち絵のパターンがほとんどないしそれどころか表情差分も少ない。メギド以外のキャラはモブ絵だし。あとオーブの管理と把握がキツすぎる。)

強力な原作やコラボ連打が主流なスマホゲー界では貴重な「イチから面白いものを作ろうとしている」のが見て取れるゲームです。まだまだゲームの出来に見合ったユーザー数を獲得できてはいないと思うので、ぜひもっとたくさんの方にプレイしてみてほしいと思います。

メギド72

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