ランス・クエスト マグナム雑感。やり込み要素はあるが……

ゲームレビュー

先日ようやく『ランス・クエスト マグナム』をクリアしました。

といってもワールド1までです。ワールド2以降はちょっとやる気がでないのでそのままランス9に行こうかなと思っています。

率直な感想としては、面白さより不便さというかストレスを感じる箇所が多かった印象です。ランス6もそうでしたがダンジョン探索と行動制限がマッチしているとは思えないんですよね。制限された中でやりくりするのをゲーム性にしているというのはわかるんですが、私はただストレスなだけに感じてしまいました。結局初見のクエストも逃げパーティで探索することになるし、不毛じゃないですか。

不評だった無印版がアペンドディスクであるマグナムによって改善されたようですが、それでも個人的にはいまいちな出来かなと。初見1周するだけならまぁ楽しめたのですが、やり込みゲーと捉えると不便な点が目についてしまいました。

例えばランス城でのモルルン。全キャラ表示して選択できるようにすればいいのに、目当てのキャラが出るまでキャンセルの繰り返しを強要。パーティに編成した状態だと優先されて表示されますが、結局そのわずかな煩わしさを残す意味がわかりません。

禁断才能も宝石を手に入れるたびにクエスト受けて交換しなきゃいけないのもなんというか……。

あと装備品の管理もキャラが多いのにやりづらいですね。誰がなにを装備しているのかもっとわかりやすくしてほしかったです。

レベル上げも1週目中盤の時点でちょっと辛かったです。結局「スタート地点に赤トゲがあるクエストに行き2,3戦全体攻撃で薙ぎ払ってクエストリタイア」を繰り返すのが効率的なんですが、頻繁にクエスト受注とリタイアを繰り返すことに虚無感を覚えてしまいます。

作業ゲーはわりと好きな方だと思うんですけど、作業を作業と感じさせてしまう要素が多いかなと思います。

話は良かったと思います。ルドラサウムや女神ALICEの登場など、話の広がりが期待できる設定が出てきたので9、10への期待感は高まりました。特に導く者というルドラサウムに対抗しようとする組織が出てきたのは面白いですね。シィルに関して何も進展しないとは思いませんでしたが笑。

新キャラも結構好きになった子が多いです。クルックーは最後のデレでやられましたし、ビスケッタさんのイベントシーンも良かったです。あとカラー親子の立場と役割が逆転してる組み合わせも好みですね。シィルがいないということで戦国ランス時より傍若無人さが増している一方で親馬鹿な一面も見せ始めたランスにニヤニヤしてしまいました。