デレステ『Fascinate』コミュ感想。魔法使いは新たな灰かぶりと出会う

ゲーム雑記

今回は「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」のイベントコミュ『Fascinate』の感想について書きます。

新曲を歌うユニット『VelvetRose』のメンバーはこの2人。

黒埼ちとせ

白雪千夜

デレステ側から先行して実装・当初よりボイス付き・ユニット曲を持参しての実装ということで物議を醸した2人ですが、一体どんなシンデレラストーリーを見せてくれるのでしょうか。

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コミュの内容と感想

オープニング:Inherit the Stars

なんかいきなり2人だけの世界を見せつけられます。

どうやらこの2人は同居しているようです。背景からしてずいぶんとお金持ちなことが伺えます。お姫様のちとせとそのメイド千夜といった感じで、家事は全て千夜がやっているようです。

ちなみにちとせが19歳で千夜は17歳。しっかりものの年下がぐうたらお姉さんをお世話……前にもこんなコミュ見た記憶が。

場所は変わって事務所。プロデューサーは千夜にユニットデビューすることを告げます。その相手は当然……。

ちとせです。気心の知れた2人組でユニットを組む、というのは至極当然の判断でしょう。。

が、ノリノリのちとせに対してどうも乗り気ではない千夜。ずいぶんと自分を卑下しています。ユニット名すら未定ですが、ともあれユニットデビューすることは決定となりました。

ラストになにやら意味深なことをつぶやくちとせでプロローグは終わり。どうやら「物語」という単語がこのコミュにおける根幹になっているような感じがします。ちなみに、各話のタイトルは全て実在するSF小説のタイトルを引用しているようです。

1話:Tonight We Steal the Stars

千夜の独白。人生を謳歌することを諦めつつも、ちとせの存在を自身の存在意義としている様子。

ところでちとせのこの「制服に赤カーディガン」とても良いと思います。

場面は戻ってプロデューサーとユニットの方向性を決めていくことに。まだちとせと組むことについて納得のいっていない顔の千夜をちひろさんがフォロー。2人がユニットを組む意義について100点満点の回答を頂戴します。

そして、「どんなユニットになりたい」という問いに対し2人が出した答えはどちらも「相方の魅力を引き出したい」という意見でした。ただ、千夜はここでも自分を卑下します。

ユニットの方向性は決まらないまま、とりあえずレッスンに移ることに。

ここで今回唯一のゲストアイドル、杏が登場。いつものお菓子で釣る流れで杏に面倒な役回りを押し付けたプロデューサー。

再び千夜の独白。本当にちとせ命という感じです。

2話:Brightness falls…

今度はちとせの独白から始まります。なかなかに自信家ないいキャラしてますが、どことなく影も感じます。

ベテラントレーナーとのレッスンに望む2人を伺う怪しい人影。プロデューサーからの刺客、杏とついに新アイドルが邂逅します。

が、第一印象は最悪(なんとなく予想できましたが)。そんなこんなで杏の監視のもとレッスンはスタートしたのですが……。

ちとせが貧血で倒れてしまいました。大事には至りませんでしたが、ちとせはレッスンを休むことに。

1人でレッスンに戻ることを拒否する千夜でしたが、ちとせに諭されると素直に戻っていきました。千夜の「ちとせの傍にいることが最優先」「ちとせの言うことには絶対服従」という行動パターンがよく表れているやり取りです。

杏師匠のありがたいお言葉(という形の運営側からのメッセージに見えてしまう)。刺激を受けて競う合う、というのはデレマスの歌の歌詞などにもよく出てくるアイドルのあり方の1つです。

ラスト、またしても「物語」という単語が差し込まれます。

3話:If the Stars Are Gods

杏に続き、ちひろさんからも意味深なメッセージを夢の中で受信するプロデューサー。

ちとせの甘い囁きで現実へと引き戻された……と思ったらちとせではなく千夜でした。物言いはあまり良いタイプではありませんが、意外と可愛らしいところもある子のようです。

千夜のダンスレッスンの確認。元々センスが良いようで、プロデューサーの前で華麗なダンスを披露してくれました。

そこで、振り付けを変更することに。千夜のダンスの負担を増やして、その分体力に不安の残るちとせを歌唱担当にするという狙いのようです。ちとせのためならと千夜も快諾してくれました。

レッスンの休憩中、千夜・プロデューサーそして杏の3人での会話。そこで千夜とちとせの身の上話が明らかになります。

12歳の時孤独になったこと。ちとせの父親に拾われたこと。使用人として雇われている形でちとせと2人暮らしをしていること……。具体的な内容は曖昧にされていますが、なかなかに壮絶な人生を送ってきたようです。

その分、2人の信頼関係は非常に強固なものです。先の振り付け変更も、千夜はちとせを介さずに独断で決定しました。もちろん、ちとせがこの変更に異を唱えることはないのでしょう。

2人にとっては当たり前のやり取りなのでしょうが、その信頼感の強さが類まれなものであることを杏の指摘で千夜は自覚します。そして、絆の強さこそがこのユニットの強みであるとプロデューサーは言います。

そんなプロデューサーと杏のやり取りを通して、千夜の心情に少し変化が訪れたようです。

4話:Moon Is a Harsh Mistress

まだ体調に不安のあるちとせ。プロデューサーについていき仕事ぶりを見学することにしたようです。

音楽や衣装の打ち合わせへ積極的に参加し、アイデアを詰めていくちとせ。前話の千夜同様、相手に確認は取りません。これが千夜には出来ない「ちとせの役割」の1つなんだと思います。

仕事終わりの帰り道、月夜に照らされた薔薇園でちとせはプロデューサーに本心を吐露します。

自分はおそらく長くない。でも千夜には未来がある。だから、ちとせという物語に閉じこもっている千夜を飛び出させてほしいと。

3話で暗い過去を明かした千夜に対し、ちとせは自身の暗い未来を明らかにしました。真逆の真実ですがそこから導き出される本音はどちらも「相手のために」でした。

ちとせの願いを了承するプロデューサー。ですが、ちとせをシンデレラにする「物語」も諦めてはいません。そしてその方法は千夜が、このユニットがきっかけになると。

プロデューサーは魔法をかけるだけ。その魔法で輝くのはアイドル次第。「自分の足で歩けシンデレラ」の新キャッチフレーズがここでも表れています。

なお、3話と4話は2人が別行動をとっており、一緒になることはありませんでした。気心の知れた相手と少し距離を置き、プロデューサーや杏たちという「新たな登場人物」と触れ合うことが、自分自身そして2人の関係を見つめ直すいいきっかけになったんだと思います。

5話:Lights in the Sky Are Stars

千夜の独白。そのまま受け取れば火事で家族を失った、ということを示唆しているのでしょうか。

ライブ当日、本来はプレイヤーの分身たるプロデューサーは珍しく本音を語ります。

ちとせがちとせらしく、千夜が千夜らしく。この2人が「自分らしく」輝くのは2人でいるときだと。一見矛盾していますが、この2人にとってはこれが真理です。

ちとせは千夜を輝かせるため、千夜はちとせを輝かせるため、並び立ちます。

エンディング:The End of Eternity

初ライブを無事成功させ、インタビューを受ける2人。

ユニット名はそれぞれお互いのイメージを反映した「VelvetRose」に決まったようです。

ライブ翌日、事務所でダベるアイドルたち。千夜は表情や人当たりも明るくなっているように思えます。

ここ!ここの返事が「はい」ではなく「うん」というのが良いですね。僕ちゃんではない本来の千夜が出ているという感じがします。

これは完全妄想ですが、千夜が両親を失う前の2人は普通の友人関係だったんじゃないでしょうか。でも、両親を失ってからは、やっぱり黒埼家に生活を保障してもらっているというのは負い目に感じてしまうので、自分を卑下し「僕ちゃん」というポジションに落ち着くことで心のバランスを取っていた、みたいな。ちとせに対しては敬語を使うのも黒埼家に拾ってもらってからで、この最後の「うん」の時だけは以前の2人の関係に戻っていた……ということを勝手に考えていました。

感想まとめ

初登場にしてイベントコミュということでキャラクターや2人の関係性の掘り下げという意味合いが強く、これまでのコミュとは一線を画す内容だったと思います。

コミュというより1つの「物語」を読んでいた気分です。

ただ、当然これで完結というわけではありません。2人の「物語」は文字通り始まったばかりですから、今後の展開に期待したいところです。

正直なところ、懸念材料として2人の関係性が密すぎるというのがあります。アイドルをやる理由の根っこのところがお互い相手に依存しているわけですから。デレマスはやっぱり200人弱いるアイドル達との意外な組み合わせによるケミストリーや二次創作から派生していくところが強みだと思っているので、2人がどう動いていくか(どう動かしていくのか)気になるところです。

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