先日、「アイドルマスター シャイニーカラーズ」に追加されることが発表された新アイドルユニット「ストレイライト」。
3人組のこのユニットでひときわ私の目を惹いたのは向かって右の『和泉愛依』。
実はシャニマスは事前登録の段階からしっかりこなしていたのですが、いざ始まるとなぜかやる気が萎えてしまいチュートリアルの段階で放置していました。
しかし、ギャル、しかも黒ギャルキャラが追加されるということもあり、私もついに重い腰を上げることに。
和泉愛依について
ゲームの仕様すらまだよくわかってない状態ですが、とりあえず愛依のカードが貰えたので早速プロデュースをスタート。
第一印象はよく見る「いい子なギャル」
さて、彼女の第一印象はというと……
「ぱっと見は遊んでいそうな不良ギャル。しかし実際は誰にでも打算や偏見なく接することができる優しい女の子。また、ギャルキャラ特有の人当たりの良さも兼ね備えていて、とにかく素直でいい子」
とまぁ、典型的なギャルキャラ。
喋り方も「〜的な」「〜系」「マジ」を多用するなど、平成の終わりに追加されたとは思えないテンプレギャルです。(かと言って最近のリアルギャル事情を知りませんが)
序盤のストーリーイベントもそんな感じのエピソードで占められていて「いい子だし結構好きになれそうだなー」程度には感じていました。
そんな中、初のオーディションで気になることが。
オーディションで見せる謎のイケメンボイス
オーディションが始まった途端、それまでのぎゃるんぎゃるんした喋り方が一変します。低音のイケボ、それも殺気を感じるほどの声色で私も困惑しました。
まるで格ゲーにいる闇を抱えた強キャラのようです。
- 「プロデューサー、行ってくる……」(ど、どこへ?殴り込みに?)
- 「これで終わり……!」(やめろ!もう勝負は決した、命まで奪う必要はない!)
この理由についてはのちにストーリーイベントで判明しました。
ギャルなのに人前でのトラウマ持ちというギャップ
ライブパフォーマンス自体は経験が少ないなりにこなせるものの、マイクパフォーマンスとなると様子が一変。言葉が出ず、吃ってしまいます。普段目にする明るく快活な彼女からは想像もつかない姿です。
どうやら過去に人前で失敗したことがトラウマになっているようでした。
まぁ普通に考えれば10代の子に人前で物怖じせず喋れというのは難しいに決まっています。ただアイマスってどんな子でもMCはなんだかんだ上手くこなしてしまう印象があるので特に意識していませんでした。
個人的にはこの「普段はお喋りなギャルなのに衆目(?)が苦手」というギャップに正直グッと来てしまいました。
なにはともあれ、この問題を乗り越えなければアイドルをやっていくのは難しいでしょう。ですがアイドルの失敗はプロデューサーの失敗。ふたりでこの壁を乗り越える方法を模索します。
弱点を「克服する」のではなく「解決する」
とは言え、トラウマは簡単には解消できないもの。そこで単純に「なんやかんやで頑張って克服しました」とはしないところが彼女のアイドル像の面白いところです。
MCを克服できない愛依にプロデューサーはある提案をします。
「うまく喋れないならいっそ無口でミステリアスなキャラ付けをしてみよう」と。愛依はそのアドバイスを取り入れ、クールなアイドルとして振る舞うことでMC問題を乗り切りました。
普通に的確なアドバイスなのですが、アイドルものでP側からキャラ付けを推奨するのはなかなか大胆な展開じゃないかなと思いました。
二面性のある新感覚ギャルアイドル
アイドルものの場合(と括って語れるほど造詣が深いわけではないですが)、どんなに奇抜な子でも「その子が生まれ持ったそのままの魅力を輝かせる」という路線になりがちです。
特にギャルアイドルはその傾向が強く、「裏表がなく善人でみんなと一緒に楽しむことが大好き」でいわゆる「パリピ」体質なギャルはそのスタンスのままステージに上がり、それでファンも楽しませるという感じの子が多い気がします。代表格だとデレマスの大槻唯ちゃんでしょうか。
それに対し、根はザ・ギャルキャラでありながら相反する弱点を抱える愛依は、その弱点を「克服」して素の魅力を活かすのではなく、逆に弱点に沿ったキャラクターを演じるという方法で問題を「解決」しました。
その結果、普段は気さくでいい子なギャル、ステージではミステリアスで凄みすら感じるアイドルと、1粒で2度美味しいキャラクターが誕生しました。
ストレイライトはステージ上でアイドルに「成る」
彼女のプロデュースを終えたあとに所属ユニットのコンセプトを改めて読むと、その意味が理解できた気がします。
身に纏うは迷光、少女たちは偶像となる
実在と非実在を行き来するカリスマ的アイドルユニット。アイドルというアバターを身に纏い、歌うは真実か、狂気か。解き放たれた迷光が、今日も世界を奔る。
公式サイトより引用
アバターとしてのアイドル像
愛依は本来の自分のままではなく、クールでミステリアスという作り上げたキャラクターアバターを着込んでステージに上がります。
これを「偽りの姿」と捉える人もいるかもしれません。ですが、自分がアイドルとして輝くために本気で高みを目指しているからこそ、「アイドル」を演じて魅せるわけです。
むしろ愛依のやっていることこそ本来の「アイドル」に近いのかもしれません。
ユニット名に込められた意味
ユニット名「ストレイライト (stray light)」はコンセプトにもある「迷光」の英訳です。
光学機器内部で起こる想定外の散乱した光のこと。カメラで言えばフレアやゴーストなど、モヤがかかったように白くなったり光の玉が写り込んでしまう現象を引き起こします。また、測定機器なら誤差が生じてしまいます。(軽くググったにわか知識です)
こう聞くとマイナスなイメージを抱くかもしれません。ですが、フレアやゴーストは撮影ミスという面だけではなく、意図的に発生させて表現として活かすという使い方もあるそうです。
愛依の短所も逆手に取れば魅力になるというプロデュース方針もこの迷光によるフレアと同じことなのではないでしょうか。
まだ考察しきれていませんが、おそらく他のふたりにも似たようなことが言えるはずです。自分に自信が持てず理想の可愛いペルソナを被る冬優子、集中すると人が変わり周りが見えなくなる憑依系のあさひ。見方によっては長所にも短所にもなり得ます。
ストレイライトは二面性を持ったアイドルたちで構成されたユニットなんじゃないかと思いました。
スポットライトを浴びるのではなく「反射」させる
アイドルを照らし出しその存在や素顔を露わにするスポットライト。
しかしストレイライトの場合はその役割が真逆です。
ステージの上でスポットライトを浴びた彼女達はその光を乱反射させることで迷光を巻き起こし、嘘とも現実ともつかないアイドルという幻想の存在に成り代わります。
「ありのまま、自然体、親しみやすい」だけがアイドルじゃない。作り上げ、磨き上げる。ストレイライトはそんな方向性のユニットである、なんてことを妄想してみました。
まとめ
だらだらと語ってみましたが、要は愛依は可愛くて格好良くていい子で頑張りやさんなので好きになったということです。
彼女のルックスのエッチさ良さだけに惹かれて始めてみましたがまんまとハマってしまいました。シャニマスの先祖返りしたゲーム性も逆に新鮮で今のところは楽しめている感じ。
まだまだ始めたばかりの弱小PでWING優勝も果たせていません。まず愛依を優勝させて彼女の努力に報いたいところです。
当面は和泉愛依、そしてストレイライトの担当としてこのユニットの行く末を見守っていきたい所存であります。
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