【シャニマス】『花めぐる』で考える花と花言葉

アイドルマスターシャイニーカラーズ

どうも、いかさまおとこ(@ikasamagazou)です。

突然ですが、私はアニメ漫画の「花言葉を用いた考察・演出」があまり好きではありません。

なんか「考察としてはこじつけている」「演出としては酔ってる」感じがして……。

オタク、花言葉を意識しすぎ問題

作中に花が出てきたら花言葉を調べる。

考察の定番ですよね。

でも定番になりすぎて、花が出てくるたびに「花言葉を調べるのが必須」「必ずなんらかの意図が込められているはず」みたいな感じになっている人もいて「それはどうなんだ?」というモヤモヤを抱えてしまいます。

そんなに花言葉って気になりますか?そもそも作り手側も意識しているものなんだろうか。

万能アイテムってわけでもないと思うんですけどね。

花に対して花言葉の種類が多すぎる

まず、花言葉って多すぎます。

1種類の花に1つの花言葉というわけでもなく、いくつも花言葉を与えられています。花の色を限定するとさらに増えるし、咲き方や本数でも変わるとか変わらないとか。

結果、同じ花でも全く違う意味の花言葉をいくつも抱えているというのが珍しくありません。

これじゃあ考察・演出に活かすにしても好きなだけこじつけることができてしまいます。もしくは確証バイアス的な、自分の主張や好みに都合がいい言葉だけを抜き出す感じになっちゃいません?

花の意味は花言葉だけじゃない

それに、花言葉だけが花の持つ役割ではありません。

わかりやすい例としてヒマワリで考えてみます。ヒマワリに対する一般的なイメージって、

  • 元気
  • 爽やか
  • 子供時代

みたいな感じじゃないかと思います。

でもヒマワリの花言葉って、

  • 憧れ
  • あなただけを見つめる
  • 偽りの愛

と、ヒマワリ自体から抱くイメージとはだいぶかけ離れている花言葉もあります。

なので、根拠なしに花言葉を考察材料にしようとするのはちょっと無理があるような。

考察においては「作者が意図していなかったとしても、そう描いた以上は無意識レベルでなんらかの理由がある」というような見方があって、それ自体は私も一理あると考えています。ただ、花言葉はその定義が花に対するイメージと乖離しているものが多いので、その段階に到達できないのではないかと思います。

一見仲睦まじい家族だが、背景に描かれたヒマワリが「偽りの愛」を暗示している……わけあるか!

花そのもののイメージやビジュアルから抱く印象をないがしろにして、花言葉ばかり追いかけてしまうのは考察迷子になってしまう気がします。

花言葉を引用している確信があるならまぁ……

もちろん、作中で花言葉を引用していると明示されている・推察できる要素があるなら理解はできます。

例えば、「花言葉に詳しいキャラ」が花を選ぶシーンがあったら、当然花言葉を意識しているでしょうし。

ただ個人的には、この場合でも花言葉の意味についてまで作中で言及しておいて欲しいですね(特に映像媒体)。花言葉ってマニアでもない限りあとで調べなきゃわからんものですし、さっきも書いた通り種類が多すぎます。

結局のところ、そんなものを表現の材料にされてもなーと思ってしまうことが多いです。

そもそも実際に花言葉を隠喩的に使っている作品がどれだけ存在するのかすら不明ですが。

うーむ、これは別に花言葉に限った話じゃない?私が花言葉だけを敵視し過ぎか?

ていうか花言葉って何?誰が決めたの?

そもそも、根本的に「花言葉とは一体なんなのか?」っていうのが一番の問題なんですよ。

これまでの私のイチャモンは全部ここから来ていると言っていいでしょう。

いつ誰が決めた?意味の根拠は?
その花にとって本当に適切?有識者による検討会とかやった上で決定したの?
花言葉の正しい意味を定義・保証・管理している公的な団体は存在するの?
花言葉の定義って統一して共有できてるの?私が知らないだけで「花言葉大辞典」とか「常用花言葉表」みたいなものがあってみんなそれを参照してるの?
ところで「花の名前 花言葉」でググって上位に出てくるサイトって情報源が不明なんだけど信用していいの?
もしかして花言葉を適当にでっちあげても誰も反証できないのでは?

何もかもがフワッとしているのに「花言葉」という概念だけがやたら独り歩きしているような……。

考えれば考えるほどムカつくぜ……ナメやがって花言葉ァ超イラつくぜぇ~ッ!!

もしかして、みんな「血液型占い」のように扱いやすいネタとして重宝しているだけなのだろうか?私が花言葉と真正面から向き合い過ぎているのだろうか?
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花めぐるのコミュについて

以上、若干誇張しすぎた前置きでした。

これを踏まえた上で(?)、『【花笑み咲匂う】八宮めぐる』のコミュについて触れたいと思います。

カード名やイラストからもわかる通り、花が象徴的なアイテムとして使われているエピソード。

私はこのコミュの花の捉え方が好きなんですよね。

花言葉を調べて選ぶ真乃

このコミュの第1話は「仕事が忙しくてなかなかリフレッシュできない真乃。そんな彼女を気遣ってめぐるがお花屋さんに連れて行く」という内容です。

めぐるは隠しておきたかった「優しい思いやり」をついうっかりバラしてしまいます。そして、真乃はめぐるのその優しさを受けて「スイートピー」の購入を決めました。

「なぜスイートピーなのか?」という答えはコミュ内で描かれています。

真乃が購入する花を決める最中、スマホで何かを調べているシーンがあります。また、第3話でも花言葉について語っています。

ですので「真乃が花言葉を調べた上でスイートピーを購入した」というのは間違いないでしょう。

「花言葉を意識している」描写がちゃんとあるとホッとする。

結局、真乃がスイートピーにどんな意味を見出したのかはめぐるには明かされませんでしたが、口で伝えられない想いを花言葉に託すというのは真乃らしいと思いました。

ちなみに、スイートピーが持つ花言葉の中に「優しい思い出」というものがある(らしい)ので、真乃はそれを見て決めたんじゃないかと思います。

花を見た目で選ぶめぐる

言えない想いを花言葉に託した真乃に対し、めぐるはというと……。

第1話以降、定期的に花屋へ通って283プロのアイドルひとりひとりに合ったイメージフラワーを自分なりに選び一輪ずつ自室に飾る、ということを始めていました。

その花の選び方はというと、めぐるのインスピレーション。

花言葉という他の誰かが決めたものではなく、花の一輪一輪と向き合い、彼らの生まれ持った姿形から受けた印象を大事にしているという、とてもめぐるらしい考え方です。

そうですよね。花ってこういう選び方をしたっていいんですよね。

めぐるはいつだってあるがままの姿を見て受け入れてくれる。

最後に

1つのエピソードで「花言葉で選ぶ」「見た目で選ぶ」を両方描いた『花めぐる』。

実にシャニマスらしいバランス感覚だと思いました。

前置きのほうが長すぎてもはやなんの記事なんだか。