【シャニマス】『海へ出るつもりじゃなかったし』感想。帆走準備は整った?

アイドルマスターシャイニーカラーズ

こんにちは、いかさまおとこです。

みなさん、ノクチルの2周目イベントコミュ『海へ出るつもりじゃなかったし』はもう読みましたか?

私は読んだけどよく分かってません。(教養&読解力ゼロ)

とはいえ、いまだアイドルらしさのない4人にこれから変化が訪れるのではないか?という予兆のような描写がいくつもあったように思えました。

というわけで今回のコミュの感想を語っていきます。

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相変わらずなノクチル

今回のイベントでまず描かれていたのは、アイドルになったはずの幼馴染4人組は相変わらずの日常を送っているということ。

天塵での経験が彼女たちの意識を変えたのかと思いきや、続く『明るい部屋』では日雇いのバイトに応募するなど、他アイドルとの差が浮き彫りになっていたノクチル。

そのスタンスはいまだ変わっておらず、オープニングではテレビの撮影に偶然出くわすや否や、背景に写り込んでピースを決める4人の姿が描かれています。

その姿はまさに「素人」同然。彼女たちにとってテレビカメラは依然として非日常の存在のようです。

まぁ、なりたくてアイドルになったワケではないので当然と言えば当然ですけどね。

「ではあのファン感謝祭はなんだったんだ!?」と突っ込みたくもなりますが、イベントの実装順は時系列通りではない、と考えるのが自然でしょう。

恐らく『天塵』も『海へ〜』もW.I.N.G.編で言えばシーズン1とかそのあたりのはず。

夏イベと冬イベが同時期という矛盾は、クリスマスを3度迎えたはずのに誰も歳を取る気配がないシャニマスで考えてはいけない。

社会に出るつもりじゃなかったし

いつもと変わらない緩やかな日常を送るノクチル。

せっかくの正月も特にすることはありません。口を開くたびに「暇」という単語が飛び出し、何となく散歩。旅行先では手持ち無沙汰でスマホをひたすらイジる。

充足感という言葉からは程遠い毎日です。

お前は人のこと言えんのか?って感じですが。

しかし、成り行きとはいえ「アイドル」という肩書きを背負うことになった以上、完全に今まで通りというワケではありません。

親や親戚からは「いつテレビに出るの」と急かされ、年始に放送される特番は「自分が出演できたかもしれないテレビ番組」として目に写ります。ツイスタでフォローしていた有名人も今や同じ世界の人間です。

相変わらずの日常なようでいて、彼女たちを取り巻く環境は確実に変わりました。

一度は断った仕事のオファーを受けたのは、もしかしたら彼女たちなりに焦燥感のようなものがあったのではないでしょうか。

また、プロデューサーからは連絡や遅刻についてお説教を喰らったりメールの文面で悩んだり、テレビ番組の控室では横の繋がりと縦社会を見せつけられたりと、大人の社会の常識に戸惑うノクチルというシーンも象徴的に描かれていました。

既存アイドルが基本的に「アイドルに意欲的&よく出来た子」だったので気づきませんでしたが、10代の高校生がいきなりプロの世界に放り込まれたらそりゃこうなりますよね。

タイトル『海へ出るつもりじゃなかったし』の『海』は『アイドル』だけでなく、『社会の荒波』にも置き換えられそうです。

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正月が終わった理由

そんなこんなで騎馬戦に参加することになったノクチルは、プロデューサーから課せられた優勝という条件を達成すべくカメラから逃げ回るという作戦を練ります。

オープニングでカメラに映り込んでいた彼女たちとは真逆の行動。ですが「アイドルらしくない」という点では一切変わっていませんね。

結果だけ見れば優勝もカメラに映ることも叶いませんでしたが、撮影後の4人はどこか晴れやかに見えます。

特に印象的だったのが、「正月が終わった」というセリフ。

撮影前に浅倉が居残りで宿題を片付けていたこと(あんだけ暇しといてなんでやってねえんだ)を見るに、もうすでに学校は始まっています。日付で考えると正月はとっくに終わっていたはず。

ではなぜ正月が終わったと感じたのか?

これは『天塵』ラストにあった「夏休みのいつまでも終わらない感じ」がアイドル活動によって払拭された、というのと同じ感覚と考えることができそうです。

ゆっくりではありますが、アイドルの活動に充実感を見出し始めている……?

かんぱい

今回のコミュでノクチルの4人に変化があったのではないか?という一番のポイントは、報酬sSSR『【がんばれ!ノロマ号】浅倉透』のコミュ『かんぱい』にあると思います。

騎馬戦の放映日になり、自分たちが映っているかチェックする4人。ですが、番組は完全に主役のアイドルグループに焦点をあてたドキュメンタリーのような構成になっていました。

その演出にまんまと乗せられ、自分たちのことそっちのけでそのアイドルグループを応援してしまう、というオチなのですが……

あの他人に関心のなさそうなノクチルの面々がここまで熱くなれたのは、自分たちも優勝を目指して戦ったという経験をしたからではないでしょうか。

透の「完敗」も単なるダジャレではなく、勝ちに行ったからこそ出る言葉なのではないかと思います。

まとめ

『天塵』がノクチル第1章かと思ったら0章で今回が1章でしたね。

透が最後に言っていたように、2イベントかけてようやく走り出す準備が整ったというところでしょうか。

ただ、風とは一体何なのか。彼女たちの口笛は「風を呼ぶ方法」であって「風を吹かす(作る)方法」ではありません。

なんにせよノクチルも、W.I.N.G.優勝・ファン感謝祭と「アイドルとしての節目」はすでに提示済み。果たしてどのような航路を描くのかまだまだ楽しみです。