街中で歩いているとたまに、背面に指輪のようなものがついているスマホを操作している人を見かけます。見かけるたびに「あれなんなんだろう…」に疑問だったのですが、最近その正体をネットで知りました。
『バンカーリング』という、スマホの落下を防止するアイテムなんだとか。排水溝の上や電車の乗り降りの度に不安になる心配性なタイプの私にとってはありがたい、ということで早速Amazonで注文してしまいました。
外観と仕様
今回購入したのはバンカーリングの元祖ブランドである『BUNKER RING』。この手のスマホリングをバンカーリングと呼ぶのもこの商品から来ているらしいです。
本体裏面のフィルムをはがすと接着面が出てきます。この接着面は水で洗っても乾燥すればまた使えるらしく、半永久的に使うことが可能となっています。
別途、強力な粘着シールが2枚ついていました。表面に特殊な加工が施されているせいで接着しづらいスマホに対して使用するようです。
リングは360度回転・180度スイングするようになっていて、自分好みに角度を調整することができます。
接着してみる
今回接着するスマホは私が普段使用しているHUAWEIの『P9 lite』です。5.2インチで背面上部に指紋認証パネルが搭載されています。
せっかくなので粘着シールを使って、深く悩まずにど真ん中に接着してみました。色を合わせたのであまり目立たずいい感じです。
この位置だと中指で使うのがしっくりきますね。人差し指での指紋認証も無理なく可能で問題はありません。
男性にしては小さめの手、5.2インチのスマホでこのような感じになりました。
実際に使ってみて
しばらく使ってみての感想をまとめてみました。
良かった点
スマホを手に持っているときの安心感
リングに指を通しているだけで持っている時の安心感が違います。操作しているときはもちろん、手に持って歩いているとき(≠歩きスマホ)も不安を感じなくていいのがありがたいです。
スマホの操作性も上昇
リングのおかげでスマホの持ち方に融通が利くため、結果的にスマホの操作性もアップしたように思います。リングもきつすぎず緩すぎずのちょうどいい直径でバランスが取れています。親指の稼動域が広がり、5インチ以上のスマホでも親指で全体をカバーできるようになりました。
リングなしではこう動かすことはなかなかできません。
スマホスタンドにもなる
リングを台座がわりにしてスタンドとして使うことも可能です。リングの角度によって画面の向きも調整できるので、下手なスタンドより使いやすいのではないでしょうか。
気になった点
机に置いたときの安定感のなさ
目立たないサイズなのはいいのですが、その分平面においた時の安定感を欠いています。
特に私はど真ん中につけたため、机に置くと接地面がバンカーリング本体のみになり、ゆらゆらと不安定です。接着位置を偏らせた方が平面においた時の安定感はあると思いますが、どちらにせよテーブル等の縁に近いところへ置くのはちょっと注意が必要です。
リングを動かすのに両手が必要
リングに取っ掛かりがないため、片手で持った状態でリングを立ち上げるのが少し難しいです。
できない事もないんですが、スマホを落とさないためのリングを使うためにスマホを落としそうになるのは本末転倒なので、私は結局両手を使ってリングを持ち上げています。
細かいことではあるんですが、片手で操作できるようであればもっと便利かなと思います。
まとめ
- スマホの持った時の安心感が半端じゃない
- スマホの操作性も向上
- 背面に異物をつけることのデメリットがあることも確か
スマホを落とすことへの恐怖感が強い方にはもちろんおすすめですし、手が小さくて最近のスマホの大型化についていけない方にも向いていると思います。
単純なスマホ落下防止グッズではなく、スマホの操作性を向上させる機能性に優れたアイテムです。