現在、映画「ジョーカー」が大ヒットしているということで「ダークナイト」を久しぶりに見返しました。
公開当時に観た時は「なんて面白い映画なんだ!」「ジョーカーかっこいい!」と興奮しきりでしたが、約10年が経った今、落ち着いて内容を振り返ってみると……。
ヒース・レジャー版ジョーカーはやはり最高
ジョーカーはやっぱり何度見ても最高。キャラクター性はもちろん、一挙手一投足や声色の使い方、全てが魅力的です。
なんならジョーカーが出るシーンだけ抜き出してそれだけを見続けていたいです。
なんですが……。
ジョーカー以外の要素が冗長
ジョーカーが出てないシーンが全体的につまらない。
香港の襲撃シーンとか、ブルース・ハービー・レイチェルの三角関係の描き方など、なんだか観ていて退屈。
前者はソナーシステムの前ふり、後者はジョーカーに付け込まれるなど、必要な情報をちりばめてはいるんですけど、言い換えれば設定を出してるだけのシーンになっている気がする。
なので初見の時は不満がなくとも、2回目以降はまったく観ていて楽しくない……。
多分アクションとか演出の魅せ方が良くないってことなんでしょうか。映画にはまったく詳しくないので言語化はできませんが。
ダークナイトは佳作?
こう考えると「ダークナイト」という映画自体はそこまで面白くないのかも……とか思い始めたり。
まぁ、映画は何度も見返すこと前提で作るものというわけではありません。初見時の感動は、それはそれで大切にするべきだと思います。
ただ、本当に面白くて好きな映画は何度フルで見ても楽しめるので、個人的に「ダークナイト」は傑作レベルには至らなかった、というのが本音。
ジョーカーは史上最高クラスに魅力的だけど、それと映画の評価は別個に考えるべきです。