今回は、11インチiPad Pro用のケース『OtterBox Symmetry Series 360 Case』をレビューしていきます。
Apple Storeで販売されているiPad Pro用のケースはこちらと『Smart Folio』の2種類。
この『OtterBox』は「画面カバー」「本体ケース」「スタンド」と、iPadに必要な機能がすべて備わった一体型のケースとなっています。
ただしそのぶん、手軽な『Smart Folio』にはない欠点も。
実際に使用してみてわかった、『OtterBox』の利点と欠点を挙げつつ評価していきます。
OtterBoxの長所
これさえあればOKのオールインワンケース
『OtterBox』は落下耐性のある頑丈なケースでありながら、スタンドにもなるカバーが付いています。
そのため、一度取り付けたら取り外す必要はありません。これさえあればオールオッケー。
旧iPadではSmart Coverとスリーブケースの二刀流で使っていたんですが、スリーブケースの出し入れって意外と面倒なんですよね……。
その点、スマートカバーとケースを兼ねている『OtterBox』はめちゃくちゃ取り扱いが楽です。
自動スリープ機能とスタンドを兼ねたカバー
『Smart Folio』と同様、カバーには自動スリープ機能が搭載。
カバーを閉じれば自動でスリープ、カバーを開ければ自動でスリープ解除と、とてもスマートに使えます。
また、カバーはスタンドにもなり、2種類の角度で使用可能。
動画視聴に向いた大きい角度とイラストやタイピング用の浅い角度。用途に応じて使い分けることができます。
Apple Pencil落下防止のカバー付き
2018年モデルよりマグネットで装着出来るようになったApple Pencil。
ただそこまで磁力が強くないので軽く引っかかっただけでも簡単に取れます。落下からの紛失コンボが恐ろしい。
ですが、『OtterBox』はApple Pencilごと包み込む小さなフタがついています。カバーとマグネットでくっつくのでそう簡単には外れず、落下の心配もなし。
Apple Pencilも持ち歩くユーザーにとっては非常にありがたいデザインです。
背面が見える透明カバー
iPadと言えば、やはり美しい背面も魅力。
この背面をカバーで隠してしまう、というのはもったいないですよね。
『OtterBox』はそんなユーザー心理に配慮。全面透明になっているので、ずっとキレイなままの背面をいつでも眺めることができます。
OtterBoxの短所
重く分厚い
『OtterBox』の重量は約300g。
11インチiPad Pro本体が468gなので結構な重さです。
装着すれば全体で800g弱。カバンに入れるとずっしりと重みを感じます。
また、厚みについても大幅アップ。
6mmしかなかったiPadが約1.5cmとだいぶ分厚くなってしまいます。
以上のことから「日常的に持ち歩く」「タブレットとして手で持って使用する」といった使い方するのであれば、かなり気になるサイズ感です。
写真を撮る際にカバーが邪魔になる
画面の保護に必須なカバーですが、カメラ撮影の際はこのカバーがけっこう邪魔になります。
重ねて折り畳んだ状態にして手で押さえる……というのが必須です。
「撮影したい時は取り外せばいいのでは?」と考える方もいるでしょうがそうも行きません。
取り外しが面倒
上記2点の欠点をさらに際立たせてしまうのがコレ。
かなりガッチリとしたはめ込み式なので気軽に着脱するのは難しいです。
基本的には「一度取り付けたら外さないもの」として購入を考えるべきだと思います。
「iPadをカメラとしても使う」「家では別のスタンドに切り替えたい」のであれば、マグネット式で簡単に剥がせるSmart Folioがオススメです。
値段が高い
Apple Store公式での価格は8800円(税別)。
Amazonで探せば半分以下のモノがゴロゴロ転がっているので正直言って高いです。
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ただ、そのぶん品質はやっぱり良いと思います。公式ストアで販売されているということで信頼性は高いですしね。
特に頑丈さにおいてはかなり期待が持てる作りです。
OtterBoxはこんな人にオススメ
- iPadをしっかり保護したい
- かといってスリーブに出し入れするのは面倒
- 専用スタンドを持っていない
- Apple Pencilを使う
- 重さや厚みは気にならない
コレ1つですべてまかなえるので、特にこだわりがないのであれば「OtterBox」1択ではないでしょうか。
OtterBoxはやめておいたほうがいい人
- タブレットは軽さや薄さが重要
- スタンドは別のものを使いたい
- 写真をよく撮る
着脱がとにかく面倒なので「家では別のスタンドを使いたい」等、取り外しを頻繁にする可能性がある場合は向いていないと思います。
まとめ:面倒くさがりな人ならコレ1択!
欠点もありますが、個人的にiPadのケースなら『OtterBox』1択だと思いました。
必要な機能はすべて備わっているのでコレをつけておけば十分。
旧iPadでは「Smart Coverを付けて外に持ち出す時はスリーブに入れる」という使い方をしていたのですが、面倒で結局スリーブは使わなくなりました。当然、背面はボロボロに……。
『OtterBox』はいわば「Smart Coverが付いているケース」のようなものなので、私みたいにモノグサな人には最適です。