いやー最高でした。最高の映画だし最高の映画体験でした。
本日、『カメラを止めるな!』を観てきました。その興奮いまだ冷めやらぬといった感じでこの記事を書いています。
私は別にそれほど映画好きという訳ではありませんし、劇場まで足を運んだのもかなり久しぶりという程度の人間ですが、この作品は私的映画ランキング1位に食い込んでしまうかもしれません。
まだ観てないのなら是非ネタバレを踏む前に観てほしいです。単純に面白いから観るべき、とかじゃなくてたくさんの人に観てほしいと思わせるパワーがある作品です。
「低予算映画で映像も音響も大したことないだろうから後でBDで見ればいいか」もやめたほうがいいと思います。映画館で、たくさんの人と一緒に観たほうがいい映画です。私のように映画館にあまり行かないタイプこそハマる可能性があります
ネタバレせずに語るのは非情に難しい映画なんですが、素人目にも「映画愛」というものを感じる作品で、それでいてイヤミが一切ありません。
イヤミがない。愛がある
本作は低予算映画ですが穿った展開や奇抜なことをしているわけではありません。笑って泣ける、大衆娯楽としての映画を地で行く作品だと思います。
そういう意味では、最近日本でも流行っているインド映画に通ずるものがあるかもしれません。
嫌な人物は出てきません。不快な展開もありません。「どう?こういうの面白いでしょ」みたいな押しつけもありません。説教やテーマの過度な主張もありません。あそこの意味がわからなかったとか、あそこはこうするべきだったのかというようなモヤモヤ感も残りません。序盤に出た疑問は全て解決されて、続編を匂わす要素なんかもありません。
これだけではネタバレにはならないと思うので言いますが、エンディングは大団円で終わります。
私が見た回ではスタッフロール中に帰るお客さんはいませんでした。それどころか、上映が終わった瞬間なんと劇場中から自然と拍手が鳴り響きました。試写会でもなんでもないイチ上映で、ですよ。
私も内心拍手したい気持ちでいっぱいだったものの自発的にする勇気はなかったので、先陣を切る方待ちだったのですが、思いの外大きな拍手が湧きました。
それほどに多幸感に溢れる素敵なエンディングで、素晴らしい作品です。
劇場で見てほしい映画
不特定多数の他人といっしょに観て声を出して笑いちょっと泣く。「映画館で見る映画」の王道な楽しみ方を久しぶりに体感させてもらいました。
BDが出たらもちろん買うと思いますが、家で観てもあの体験はできないんだろうなぁと思います。だからこそたくさんの人に映画館で観てほしい。
この映画の製作に関わった方々に「素敵な映画を見せてくれてありがとう」と言いたくなる作品でした。