『アイドルマスター シャイニーカラーズ』の新ユニット『ノクチル(noctchill)』メンバーの共通コミュを一通り読んだ上での感想を簡単にまとめました。
ノクチル実装前の予想(妄想)を書いた記事はこちら。
浅倉透
- まさかの「シャニPと過去に1回会っていた」というギャルゲのような設定。
- ただし、巷で言われているような「メインヒロイン感」は無いと思う。あくまで透側にとっては印象的な人物だったというだけであって、シャニPからしたら何気ない出来事の1つというだけのはず。
- 無感情ではないが感情や欲求の出力がとても下手で物事への執着も薄い。日誌の展開はカウンセリング療法か何かかと思ってしまうレベル。
- あさひに似ているがあさひとは真逆。どちらも他人の目を気にしないマイペースな人間だが、自分の興味関心を最優先にして人生を謳歌しようとするあさひに対し、透は人生は「登ってもてっぺんが見えないジャングルジム」と評している。透明というか空虚。
- 2人の差が顕著なのは朝コミュで、2手3手先を読まなければパーフェクトを取れないあさひに対して透はまっすぐ打ち返せばいいだけ。どんな小さな段差も飛び越えてはいけない。有り体に言えば何も考えてない。
- そんな彼女だからこそ、「ジャングルジムで遊びたくてもそれを選択できない」自分に対してその思いを察し誘ってくれたシャニPが印象的だったのかもしれない。
- 故に透がシャニPに抱いている感情は恋愛などというものでなく、もっと重くて面倒くさい何かではないだろうか。
樋口円香
- やっぱり透に対して面倒くさい巨大感情を抱えていた。
- アイドルを舐めたような発言が目立つが、それは「必死になって駄目だった時の恐怖」に怯えているから。いわゆる「俺はまだ本気出してないだけ」。現代っ子っぽい。(?)
- 成し遂げたい夢や目標もなく、この場合は「全力を出さずにそれなりの人生を歩む」というのが一番楽なのだが、その道を選べるほど不真面目でもない。
- だからアイドルにもなったし、ファンの応援に答えねばと陰でレッスンを重ねる様子が何度も描かれている。
- 自己評価が低くやりたいこともないがゆえに他人の期待には答えずにいられない性分なのかもしれない。
- とにかく真面目な子。オープニングでもわかるように大人(目上の人)と会話するときの言葉遣いもとても慣れている。これは「育ちが良い」か「家庭環境に問題があった」かのどちらかだと思う。
- 相反する感情に板挟みになっていてかなり生きづらそう子というのが総評。「透明な人生」という点においては透と共通しているが生き辛さは段違い。透に惹かれるのも必然か。
福丸小糸
- 第一印象は輿水幸子。
- やっぱり「私がいないとみんなダメ→みんながいないと私ダメ」だった。
- 自己評価が低く努力で補うのだが、「努力という上積みがあっての自分」と考えている。よっていくら努力しようが自分自身を肯定するには至らず、常に努力を積み上げ続けることでしか自分を維持できない。
- そんな彼女に「努力できること自体が小糸の才能」「今まで積み上げてきた努力も福丸小糸を形作る一部」と全肯定してあげるのがシャニPのプロデュース。変化球が続いただけに正統派。
- しきりに他の3人を持ち上げるが、総代の小糸と透が同レベルの学力とは思えないし、円香は努力を隠すタイプ。少し美化しすぎている点もあると思う。
- 親は毒親ではない(小糸のために3人と同じ高校への進学を許した・アイドル活動を認めた)が、あまり褒めてくれる人ではなかったのかも。
- 特に大人の前ではオドオドするタイプっぽいので、大人=目上、従わなければならないと(自分自身で勝手に)思い込んでいるような感じ。
- 「間違い」に怯え「正解」に固執する。勉強漬けの弊害?
市川雛菜
- 予想を裏切り一番成熟していたキャラ。賢く強か。
- それゆえあんまり語ることもなかったりする。実際WING編でもシャニPが彼女にプロデュース面で何か出来たことはほとんどないし、いなくても優勝してそうなノリ。
- 「ちょっとくらいなら大変なことあってもいい」という言葉を引き出せたのが影響の兆しか。
- 「じぶんのしあわせが一番」とは言うが他人を慮れないわけでもない。小糸の頑張りについても言及しているので、小糸が何を抱えているのかもわかっていそうだが、「自分には自分のことしかわからない」というめぐるイズムから過干渉することも控えていそう。
- 透の存在が彼女のこの価値観に大きな影響を与えているものと思われる。