小宮果穂役の声優、河野ひよりさんがパーソナリティを務めている「河野ひよりとピザの耳」。
このネット番組の第3回放送にて、河野さんの口から語られた妄想「芹沢あさひの夢小説」の内容が(局所的に)話題になっています。
以下、勝手に要約してみました。
芹沢あさひとボク 原作:河野ひより
冴えない男子中学生である河野ことボク。
春先、中学2年生になって初めての席替えで、芹沢あさひという女の子と隣になる。
とにかく破天荒な芹沢さんにボクは振り回されっぱなし。でも、そんな彼女のおかげでボクの灰色だった学校生活は輝くを取り戻していく。
ボクの中で芹沢あさひという存在が日に日に大きくなっていくのを感じた矢先、彼女は学校を休みがちに。
久々に登校してきた芹沢さんに、勇気を出して学校を休む理由と聞いてみると……。
「いやー、学校ちょっと飽きちゃったんすよねー」
ショックを受けるボク。
今のボクにとって学校とは、芹沢さんに会えるとても素敵な場所だと思っていた。でも、彼女にとって学校は退屈なもので、ボクも大多数のクラスメイトの1人でしかなかったのだ。
様子のおかしいボクを見て芹沢さんはこう続ける。
「別に会いたいなら学校の外でも会えるじゃないっすか!」
ボクはハッした。
ボクはこれまで「世界」を学校の中だけで捉えていた。でも彼女は違う。
芹沢さんはもっと広い視点で「世界」を視ている。ボクとは違う価値観を持っている。
芹沢あさひはとても魅力的な女の子だと、改めて思った。
しかし、その後も芹沢さんは学校に来る頻度がどんどん落ちていった。そんな折、クラスメイトからとんでもない話が耳に飛び込んできた。
「芹沢、アイドルになったらしいぜ」
ボクは驚くと同時になんとなく納得もしていた。
やっぱり芹沢さんにとって学校という場所は狭すぎたのだ。
そして、ついに彼女がボクとは違う世界へ完全に飛び立ってしまったのだという喪失感に襲われもした。
でも、彼女にとってそれが幸せなら、ボクは素直に応援したい。
芹沢さんと過ごした、わずか数週間。だけどかけがえのない日々。
この思い出は大切にボクの胸の中にしまって。
芹沢さんが所属するアイドルユニットの初ライブ。
会場の一番うしろの席から、ボクは赤色のサイリウムを振る。
感想
いやー素晴らしいですね。
やはりアイドルとの妄想は自分をモブにするに限る。