『RDR2』が野生動物の狩猟と観察を楽しむゲームだった!

ゲームレビュー

現在、Rockstarの新作ゲーム『レッド・デッド・リデンプション2』にメチャクチャハマっています。

アメリカ西部開拓時代を舞台にした広大なオープンワールド、荒くれ者であるギャングの熱い生き様……が本筋のゲームなんですが、私は本編そっちのけで野生動物たちに魅了されています。おかげでメインストーリーはチャプター2で止まったままです。

というのもこのゲーム、野生動物がかなり作り込まれているんです。この作り込みというのは単にグラフィックが良いだけということではありません。モーション、行動、生態系、食物連鎖に至るまでかなり細かく再現されています。

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リアルな剥ぎ取り風景

例えば、このゲームでは動物を狩猟して食肉にしたりアイテムの素材に使ったり売ったりできるのですが、その際の皮の剥ぎ取りのモーションが超リアル。

ウサギなどの小型の動物はお尻に指を突っ込んで……

ズルンッ!と一気に剥きます。

鹿などの中型動物はお腹を割いてサクサクと皮を剥いでいきます。

そして大型の熊を剥ぎ取るときは、人の胴体ほどの太さの脚をよっこいしょと持ち上げながら時間をかけて革を剥いでいく過程がしっかりとモーションで描かれており、ここからも熊の恐ろしさが伝わってきます。(スクショ取り忘れました)

ゲームプレイを阻害しないように簡略化・高速化していますが、現実の解体方法をしっかりと再現していることがわかります。

これらは別にゲームプレイに直接関係しているわけではありません。ただ剥ぎ取るボタンを押せば自動で行ってくれるだけのもので、人によっては「カットさせろ!」と思うかもしれません。

ただ、個人的にはこういったリアルな描写があるだけで狩猟が楽しくなるんですよね。

私自身は狩猟未経験なんですが、狩猟動画が結構好きでYouTubeなどでよく見ています。その影響か、このリアルな剥ぎ取りシーンがあるかないかで「狩猟してる感」が全然違うんです。ホントやっていて飽きない。

動物の生態をじっくり眺めるのも楽しい

野生動物たちの生態、生活もリアルに再現されているので、のんびりと観察を楽しむの良いです。

例えば、肉食獣はプレイヤーだけでなく他の小動物も襲って食べていたりします。単にプレイヤーと戦闘するだけの役割という存在ではなく、ちゃんと生きた動物として描かれているわけです。

他にも、こんな感じで死骸を放置していると……

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腐肉の臭いを嗅ぎつけてどこからともなくコヨーテが近づいてきました。

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ご馳走にかぶりつくコヨーテ。

これ以外にもネズミがやってきたり、そのネズミからカラスが死骸を横取りしたりすることもありました。

こんな感じで、腐肉を食べる動物たちの行動なんかもしっかりとシミュレートされてていて、ブラブラしているだけでも新たな発見に驚かされることがあります。単にフレーバーとして存在しているわけではなく、動物たちが自発的に動き、プレイヤーの行動にも呼応するのでとても楽しいです。

AIでシミュレートされた動物たちの生態系

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『RDR2』には約200種類の動物が登場するらしいのですが、なんとその全てに動物独自のAIが搭載されているそうです。そしてその動物たちがお互いに干渉し合うことで複雑で多様な生態系をシミュレートできているのだと思います。

ただ広大なだけのオープンワールド、ただ緻密でキレイなグラフィックというだけではなく、生きている世界を実感できます。

この細かな作り込みがゲーム体験の向上、ゲームの面白さに繋がっているのだと感じました。

私はずっとキャンプとバレンタイン周辺をうろついているだけなのでまだ出会ったことのない動物たちがたくさんいます。このゲーム、長く楽しめそうです。