梅雨が明けた途端、連日35℃超えの猛暑日を記録。令和最初の夏も過酷な季節になる実感を地肌でジリジリと感じております。
で、この時期になると毎回議論を呼ぶのが「夏と冬、どっちが辛いか?」という奴です。
まぁ、こんなの議論の余地すら無いんですけどね。
夏に決まってますよ。
冬より夏のほうが辛い8の理由
というわけで、冬派を論破すべく夏の過酷さをとりあえず8個、列挙しました。
ホントはFUJIWARA原西の持ちギャグと同じ数ぐらい理由はあるんですが、今回は短くまとめるため8個に抑えています。キリのいい10個まで思い浮かばなかった訳では決して無いです。
この記事を読んだら夏が如何に辛いものか、理解して頂けるかと思います。
夏の暑さは単純に危険!
まずはこれですよね。というかこれだけで結論出していいレベル。
近年、日本の夏の暑さは常軌を逸しています。
テレビでは「熱中症により救急車で搬送された人の数」が毎日のように報道され、命を落としたというケースもそう珍しくはありません。
単純に、人類がまともに生命活動を維持できる環境じゃない。全裸になろうが暑い。
その点、冬は寒いってだけです。
「衣服」という文明の利器がありますし、寒さが原因で倒れたり命を落とすってことは(首都圏では)そうそうないでしょう。
「真冬の夜」と「真夏の炎天下」、1時間出歩くとしたらどっちが辛いか?
そら夏に決まってます。
寝付けぬ熱帯夜!睡眠時間は危険な領域へ
真夏の暑さは夜でも辛いです。
むしろ、若干爽やかさすら覚える日中の暑さより、じめじめジトジトとした熱帯夜のほうが精神的含め辛いと言ってもいいかもしれない。
暑さと不快感でなかなか寝付けず、ただでさえ足りていない現代人の睡眠時間がさらに削られていきます。
冬は布団に入る時に辛いだけでじっとしていればすぐ暖かくなるからいいですよね。少なくとも寒くて寝付けないってことはない。
対処不能!止めどなく溢れる汗
暑さに対し人体が出来る唯一の対抗手段の汗。
でも汗ってウザったくてしょうがないですよね。
頭からはボタボタ垂れますし、シャツはビショビショになります。拭いても拭いても汗は止まってくれません。
日本の夏は高温多湿なので、汗と相まって体中ベトベトで気持ちが悪い。
かといって、そのまま冷房の効いた部屋に入ると、今度は全身の汗が乾くことで身体が冷えて夏風邪ひいちゃったり。
最近の夏は人間が持つ暑さへの対応能力をはるかに超えています。
恐怖!満員電車に充満する汗のニオイ
日本の悪しき文化、満員電車。
真夏の暑さによる大量の発汗は、満員電車の辛さをさらに加速させます。
満員電車の波に押しつぶされると、見知らぬおっさんの汗でじっとり湿っているシャツの感触が伝わってきます。せめて肌着は着て……。
そして何よりもイヤなのが、他人の汗の臭い。
あの「むわぁ〜ん」と鼻にツンと来るいや〜な臭いですよ。
肌着も着ずにワイシャツ1枚で過ごしてるそこのサラリーマン!脇から!胸元から!汗臭さが全開になってんのわかってんのか!?あと乳首透けてんぞ!
何が悲しくて毎日こんな臭いを嗅ぎながら通勤せねばならんのか。日本の幸福度は汗の臭いでだだ下がりですよ。都知事は「汗臭ゼロ」も公約に掲げて。
冬ならこんなことはないのに……。せいぜい着膨れするので車内が狭く感じるくらいです。
家計費を圧迫!必要に迫られる水分補給
汗をたくさんかきますので水分補給は必須。
健康のためなんて生温いものではなく(夏だけに)、ガチで命を守るために必要なものです。
ただそうなると、飲み物代の出費がかさみます。
私は普段そこまで水分を摂る方ではないのですが、夏の時期だけは1日にペットボトルを2本も3本も買ってしまいます。
しかも出先にあるコンビニで買うことになるので結構割高。
一本百数十円とはいえ数が増えれば出費も馬鹿になりません。
自宅で用意すれば出費は抑えられますが、手間ですしなにより毎日水筒を家から持ち歩くことになります。
冬ならこんなことで悩むこともないのに……。
やだ……虫の増殖が止まらない
虫がやたら増える、というのもかなりポイント高いですよね。
セミ、蚊、ゴキ〇リ、光沢を放つ謎の連中……。
ああ気持ち悪い。虫嫌いにとってはこの一点だけ見ても十分に最悪の季節認定の理由になり得ます。
冬……冬はいずこ……?
戦慄!セミは2度刺す
中でも、夏ならではの虫と言えばセミ。
生きている間は鳴き声がやかましく、死んでからは道に点在し気味が悪い。死してなお人類の敵となる絶対悪です。
そして、死んでいると思って横を通り過ぎようとしたら突然動き出す、通称「セミファイナル」は寿命が縮み上がるほどビックリします。
死んだあとにより強くなって蘇るとかお前はハンターハンターのヒソカか?
そもそも見た目が気持ち悪い。なんなのあれ……ほんとに同じ惑星の生命体なの……?
この暑さじゃ俺、ラーメン食いたくなくなっちまうよ……
この暑さだと温かい料理は食べる気がなくなりますよね。
食の選択肢が減る、というのは人生において大きなロスです。
中でも割を食うのがニッポンの国民食とも言えるラーメン。この時期に街をぶらついて「おっラーメン屋、昼はここにするか!」とはまずなりません。
10日に1回はラーメン屋に通う程度にラーメン好きの私も、この暑い季節にはやはり頻度が落ちます。
それにひきかえ、寒い冬に食べるアツアツラーメンの美味さよ……。早く冬にならないかな。
なお、そんなラーメンに取って代わって夏の間だけ注目を浴びる麺料理と言えば素麺です。この素麺ですが……。
いや美味しいは美味しいんですよ。でもバリエーションに乏しいしなんか侘しいし……。
それに、アイツお手軽料理ヅラしてますけど結構作るの大変じゃないですか?熱湯沸かして茹でて、って夏にやるの結構辛いですよ。
子供の頃、母親が素麺を作る時にいつも「食べる方は冷たくて楽だけど作る方は熱くて大変なんだよ!」とよく愚痴っていたことを思い出します。
まとめ
というわけで、冬より夏のほうがいかに辛いかをご理解いただけたでしょうか。冬派の方々も考えを改めてくれたかと思います。
もちろん、夏には夏の良さがあるというのも事実です。ですが今回は相手が悪すぎました。フロイド・メイウェザーに立ち向かう那須川天心の如き無理のあるマッチメイクです。
一応言っておきますと、「今まさに夏の辛さに直面しているからこの記事を書いた」というわけでは決してありません。
冷静に、論理的かつ客観的に判断した結果、「夏のほうが辛い」という結論に至ったのです。
いざ冬になったら「冬のほうがやっぱつれぇわ……」なんてことになる……私に限ってはそんなこと、絶対に起こりえませんよ。