iPad用にaudio-technicaのヘッドホン『ATH-EQ300M』を購入しました。
私は現在PCでは有線の『Quiet Comfort 15』を、スマホではワイヤレスの『SoundLink around-ear wireless headphones II』を使用しています。ただどちらもiPadとの併用には向いていません。有線だといちいち着脱するのが面倒ですし、ワイヤレスは遅延が発生してしまいます。用途としては「デレステ」などのゲームアプリで遊んでいる時ぐらいなので遅延のない有線イヤホンが望ましいです。ということでiPad用に3つめのイヤホンを買うことにしました。
条件としては、
- なるだけ安い
- 有線式
- カナル式は避けたい
こんな感じで見繕ったところこのオープン型ヘッドホンが目につきました。耳かけ式はあまり主流ではありませんが、カナル式が苦手な私にとっては評価が高いです。
値段も安いのでハズレでもダメージは少ないだろうという感覚で注文してみました。
ATH-EQ300Mの見た目
実際に届いた商品がこちらです。
ヘッドホン本体はこんな感じです。商品名上はパープルですが私には青色に見えます。
裏面。柔らかいスポンジで覆われています。
コードの長さは1.2m。Y字になっていて右側が長くなっています。
ヘッドホン本体の厚みは約1cmと非常に薄いです。イヤーハンガーがだいたい60度ぐらいまで開くようになっていて耳にかける時に便利です。
ATH-EQ300Mの仕様
『ATH-EQ300M』の仕様をまとめました。
- 有線の耳かけ式ヘッドホン
- カラーバリエーションは全6色(レッド、ブラウン、ピンク、パープル、シルバー、ホワイト)
- 厚さ8.5mmのスキニースタイル
- 質量約20gで非常に軽量
- 開閉式のイヤーハンガー
- コードの長さ1.2m
- 首の後ろにかけられるように右側のコードが長くなっている
実際に使ってみた感想
音質は値段を考えれば十分なレベルだと言えます。クリアな音で嫌な感じもありません。
また、オープン型のメリットとして「脱着がしやすい」というものがあります。ヘッドホンという分類ですが気軽につけたり外したりできますし、小さく軽いので装着感もありません。片耳だけつける、ができるのも大きな利点です。
ただ、遮音性が低いので屋外ではほとんど聞こえなくなってしまいます。音量を上げれば対策にはなりますが今度は音漏れが発生してしまいます。どちらもオープン型ヘッドホンにありがちな欠点で、総じて外での使用にはあまり向いていません。自室など静かな環境で使うのであれば問題はないと思います。
余談ですが遮音性が低いというのはメリットにもなり得ます。チャイム音や着信音がちゃんと聞こえるのでその点は安心できます。
つけ心地は人によって合う合わないがあると思いますが、私の場合はあまり合いませんでした。耳にかける部分がシリコンなどの柔らかい素材ではなくプラスチックそのままなので、長時間つけていると耳が痛くなってきます。使用頻度が高い想定だと購入はあまりおすすめできません。
対策として、右の画像のように角度を変えて装着することで痛みは軽減されました。外れやすくなりますが自宅での使用なら問題なしです。
良い点と気になる点をそれぞれ下にまとめました。
良い点
- 安い
- 値段からすると音質が良い
- 本体は薄くつけていても見た目はスッキリ
- 軽量で装着感がない
- メガネのツルと干渉しない
- 片耳のみの装着が可能で便利
- 未使用時首にかけられるようになっている
気になる点
- 長時間つけていると耳が痛くなる
- 遮音性が低く周囲の雑音があると聴きづらい
- 音漏れが激しい
まとめ
『ATH-EQ300M』は以下のような人におすすめです。
- イヤホンにお金をかけたくない
- カナル式など耳の穴に入れるタイプはイヤ
- 自宅など静かかつ音漏れを気にせずにすむ場所で使う予定
- もしくは外の音が聞こえるほうが安心という方
- 長時間使うつもりはない
有名メーカーだけあって安価ながらも品質に問題は感じませんでした。つけ心地の問題も値段を考えれば仕方のないレベルだと思います。これ以上を望むのであれば相応の金額を出さないと難しいんじゃないでしょうか。