レトロ感満載な溝の口駅前の定食屋『カレーハウスデリー』

溝の口

『カレーハウスデリー』は東急溝の口駅西口からすぐのところにある個人経営の定食屋です。

この通りは近年飲み屋が次々と建てられて随分と賑やかになっていますが、変わらず営業を続けている非常にレトロ感のあるお店です。

店構えはこんな感じ。

正直初見ではなかなか入りづらい雰囲気すらあります。しかし、長い間続いているお店だけあって味は保証できますよ。

手動の引き戸を開けて中に入ります。店内はというと、壁側と厨房側に背中合わせのカウンター席のみで、全部で10席あるかないかというところ。土曜のお昼どきに来店しましたが8割がた埋まっていました。客層はやはり男性の1人客が多いです。

店の中もこれまた昭和の雰囲気に満ちています。オシャレ感のかけらもないカウンターテーブルと椅子、壁一面に貼られたメニュー、壁にくっついている扇風機……。

ご年配と思われる男性の店主が1人で全て調理しているのか、厨房から出てくることはありません。女性の店員が2人いるのでそちらにオーダーする形です。注文したのはカツカレー(880円)。

生姜焼き定食などもありますが、カレーハウスという店名だけあってメインはやはりカレーライスです。さらにウインナー、ハンバーグにカキフライなど男性好みのトッピングがたくさんありますが、圧倒的人気なのがこのカツカレーです。

カツを揚げる美味しそうな音を聞きながら料理を待っていると、女性の方が来店。どうやら持ち帰りのサービスもやっているらしく、カレーを買っていきました。

5分ほど待ったところでカツカレーが到着。

まず目を引くのが銀色に輝くステンレスの食器。他のお店ではまず見ることはない代物です。そのお皿いっぱいにご飯、そしてカレーがまんべんなく盛られています。ライスとカレーを左右に分けるなんて面倒なことはなし。カツも一口大にカット済みで、とにかく食べやすさ重視なのが大衆食堂といった感じがします。付け合せのキャベツが個人的には嬉しいですね。紅生姜はカウンターにも置いてあるので食べ放題です。

カレーは具材が全て溶け込んでいて塊の具は一切ありません。そのため非常にとろみが強い日本の家庭のカレーといった印象。しかしスパイスは強めで一口目からしっかりとした辛味を感じます。

ご飯はいつもちょっと柔らかめです。カレーであればもう少し固めが個人的には好みです。

トンカツは揚げたてなのでアツアツ。トンカツと言うには豚肉が薄めですがそのぶん柔らかくて食べやすいです。ご飯と一緒に食べるカツカレーに合っているんじゃないかと思います。

そして完食。ボリュームたっぷりで満足感は高いです。『カレーハウスデリー』という店名とは裏腹に実に古き良き日本の定食屋さんといった印象を受けました。溝の口液周辺はまた再開発の波が来ているようですが、こういった昔ながらのお店も末永く続けてほしいと思います。